楽聖ベートーヴェン 創作活動の奇跡を探る 〜ファンタジーレン、変奏曲の魅力〜
  • 教室開催

  • 本多昌子さん (©井村重人)
  • 山中直子さん
  • 山本祐ノ介さん
  • 本多 昌子(ピアニスト)
  • 山中 直子(ヴァイオリニスト)
  • 山本 祐ノ介(チェリスト)
全ての講師
講師詳細

 ベートーヴェンにとって生涯に渡って最も得意とした形式は『ソナタ形式』と『変奏曲』。1793年、音楽の都ウィーンにきたベートーヴェンは、その音楽界にピアノによるファンタジーの演奏家として登場します。
 ベートーヴェンによるファンタジーレン(変奏)、それは単なる即興演奏ではなく、最初の主題に潜んでいる音楽的な内容を新たに発見、そして展開させていく手法だったのです。今回は、その「変奏曲」の歴史を踏まえながら、ベートーヴェンの変奏曲を演奏します。(本多講師・記)

♪演奏曲目
・ベートーヴェン:ヘンデルのオラトリオ「ユダス・マカベウス」の主題による12の変奏曲 ト長調 WoO45
・ハルヴォルセン:ヘンデルの主題によるパッサカリア
・ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲 第3番ハ短調 Op.1-3

※演奏曲目は予定です。変更する場合もありますのでご了承下さい。

中途受講はできません

この講座は終了しました
日程
2023/2/18
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 4,213円 一般 5,313円
設備費(税込)
165円

講師詳細

本多 昌子(ホンダ マサコ)
第29回全日本学生コンクール小学校の部全国第一位。PTNAピアノコンペティション金賞受賞。東京芸術大学附属音楽高校を経て芸大入学、東京芸術大学大学院修了。中島和彦、杉山千賀子。田村宏、Tiny Wirtzの各氏に師事。在学中 第52回日本音楽コンクール入選、日本室内楽コンクール入賞、学内にて安宅賞を受賞。1987年DAAD(ドイツ学術交流会)の給費留学生として旧西ドイツケルン音楽大学に入学、当地にてリサイタルを催し、紙上にて高く評価される。同大学を最優秀首席の成績で卒業。「若い芽のコンサート」ギュンター・ウィッヒ氏指揮NHK交響楽団と共演、芸大定期新卒業生紹介演奏会にて芸大オーケストラと共演。1994年CD「現代日本のヴァイオリン音楽・抄」(Vn天満敦子)でピアノ共演者として文化庁芸術作品賞を受賞。1995年、国際交流基金より音楽文化使節として天満敦子氏とともにミヤンマーで演奏会を催す。これまでに昭和音楽大学、芸大附属高校非常勤講師を勤め、後進の指導にもあたっている。
山中 直子(ヤマナカ ナオコ)
桐朋学園子供のための音楽教室、東京芸術大学付属音楽高校、東京芸術大学を経て、同大学院を修了。第31回全日本学生音楽コンクール中学生の部、第2位入賞。鈴木共子、田中千香士、矢嶋佳子、堀正文、浦川宜也の各氏に師事。在学中ローザンヌ音楽アカデミーにてP.アモワイヤル氏、カールフレッシュアカデミーマスタークラスにてW.ウィウコミルスカ氏に師事。1988年、1993年にソロリサイタルを開催。卒業後はソロ、様々な室内楽,弦楽合奏団などにて幅広く活躍中。現在は後進の指導、地域の学校において親しみやすいコンサートの企画を行っている。日本弦楽指導者協会会員。
山本 祐ノ介(ヤマモト ユウノスケ)
両親ともに作曲家(山本直純、岡本正美)の家庭に生まれる。東京芸術大学卒業後、同大学院を修了。第21回民音コンクール第1位入賞。香川県芸術選奨受賞。著作「チェロが弾ける本」、CD「愛のあいさつ」「魅惑のチェロワールド」、楽譜「チェロ名曲ピースセレクション」などの出版物がある。また、YouTubeで「名画座コンサート」などのコンサートを配信している。これまでに、芸大オーケストラ及び東京交響楽団の各首席チェロ奏者、ハレーストリングクァルテットチェロ奏者、東京都立芸術高校講師、東京芸術大学附属音楽高等学校講師、東京ニューフィル常任指揮者、ミャンマー国立交響楽団音楽監督件常任指揮者、日本音楽コンクール及び日本学生音楽コンクールの各チェロ部門審査員、日本芸術文化振興会専門委員、日本チェロ協会理事などを歴任。ソロ、室内楽、オーケストラなど、数多くのコンサートに出演しているが、近年では「聴衆の目線」をコンセプトに自らプロデュースするコンサートも多く、新しい聴衆の開拓にも意欲を燃やしている。