日本のデモクラシーとナショナリズム

  • 三谷 博(東京大学名誉教授)
講師詳細

 現在の日本政治はデモクラシーとナショナリズムの枠組の下で運用されている。それはいかにしてできたのだろうか。デモクラシーについては、江戸時代の決定の仕組みから始め、幕末の「公議」「公論」の運動、明治初期のメディア導入や暴力との決別、憲法制定と国会運用の定着の過程を解説し、ナショナリズムについては、江戸時代から日清戦争までの歴史をたどり、その中からナショナリズムの普遍的な特徴と作動の仕組を解明する。    (講師・記)

〈スケジュール〉 Ⅰ.デモクラシー
1.民主化の前提-江戸時代の決定方法と通信網
2.江戸幕府の政策諮問と体制崩壊の始まり
3.安政五年政変と政治参加の拡大

〈シリーズ全予定〉
1.民主化の前提-江戸時代の決定方法と通信網
2.江戸幕府の政策諮問と体制崩壊の始まり
3.安政五年政変と政治参加の拡大
4.明治政府と新聞の登場― 「王政・公議」政府と「公論」メディアの導入
5.明治最初の十年間― 「公論」と「暴力」の同時誕生と分離
6.自由民権運動と政府の競争― 立憲政治の歩み
7.立憲君主制の導入と定着― 明治憲法を考える

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お申し込み
日程
2020/4/28, 5/26, 6/30
曜日・時間
火曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
・三谷先生の講座は2020年4月期より金曜→火曜に曜日が変わりました。

講師詳細

三谷 博(ミタニ ヒロシ)
1950年、広島県生まれ。19世紀日本史・東アジア史・比較史。幕末の政治外交史を中心に19世紀の日本を研究し、あわせてその東アジアとの関係やナショナリズム・革命・民主化などの比較史を研究している。主な著作に『明治維新とナショナリズム』『ペリー来航』『明治維新を考える』『さかのぼり日本史⑤幕末』『愛国・革命・民主』、編著に『大人のための近現代史 19世紀篇』『東アジアの公論形成』『歴史教科書問題』などがある。