マルクス「資本論」を読む 21世紀の視点から

  • 佐々木 隆治(立教大学准教授)
講師詳細

格差や貧困の拡大、金融危機の発生、気候変動の深刻化、政治の空洞化などの問題が噴出し、「資本主義の終焉」さえも囁かれるなか、世界中でマルクス『資本論』に再び注目が集まりつつあります。『資本論』には難解なイメージもあるかもしれませんが、ポイントさえわかれば驚くほど素直に読むことができ、非常に多くのことを学ぶことができます。本講座では、読解のポイントを示すことで、受講者の方々が大著『資本論』を読破し、その現代的意義を考えるためのお手伝いをしたいと思います。テキストとしては、拙著『マルクス 資本論』(角川選書)を使用します。『資本論』の翻訳書としては、国民文庫のものか、新日本出版から出ているものをおすすめします。2019年2月開講。

【スケジュール】※状況により変更することもございます。
第1回 「第1篇 商品と貨幣」を読む ①最大の難所をどう読むか
第2回 「第1篇 商品と貨幣」を読む ②価値形態論と物神性論
第3回 「第1篇 商品と貨幣」を読む ③マルクス貨幣論の独自性
2019年4月期
第4回 「第2篇 貨幣の資本への転化」を読む
第5回 「第3篇 絶対的剰余価値の生産」を読む ①剰余価値生産のメカニズム
第6回 「第3篇 絶対的剰余価値の生産」を読む ②標準労働日をめぐる闘争
2019年7月期
第7回 「第4篇 相対的剰余価値の生産」を読む ①協業とマニュファクチュア
第8回 「第4篇 相対的剰余価値の生産」を読む ②大工業とテクノロジー
第9回 「第5篇 絶対的および相対的剰余価値の生産」、「第6篇 労賃」を読む
2019年10月期
第10回 「第7篇 資本の蓄積過程」を読む ①資本主義的生産関係の再生産
第11回 「第7篇 資本の蓄積過程」を読む ②資本主義的蓄積の一般的法則
第12回 「第7篇 資本の蓄積過程」を読む ③資本主義の始まりと終わり


<各自ご用意ください>『マルクス 資本論』(角川選書)佐々木隆治著

この講座は終了しました
日程
2019/7/26, 8/23, 9/27
曜日・時間
金曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,720円 一般 11,664円
持ち物など
<各自ご用意ください>『マルクス 資本論』(角川選書)佐々木隆治著

講師詳細

佐々木 隆治(ササキ リュウジ)
1974年生まれ。研究テーマはカール・マルクスの経済理論及び社会思想。一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了、一橋大学博士(社会学)学位取得。2013年から現職。日本MEGA編集委員会編集委員。主な著書に『カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家』(ちくま新書)、『マルクスの物象化論』(社会評論社)、共著に『マルクスとエコロジー:資本主義批判としての物質代謝論』(堀之内出版)など。