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新西洋美術史
美術と時代・社会
- 教室開催
- 千足 伸行(成城大学名誉教授)
「美術後進国」イギリスが絵画の世界でヨーロッパ大陸と肩を並べるようになったのは、ターナーとコンスタブルという2人の偉大な風景画家が出てからのことです。彼らの後、19世紀後半のイギリス絵画を代表するラファエル前派は、グループとしての活動期間は長くはなかったものの、イギリス絵画に清新な空気を吹き込み、今なお多大の人気を博しています。
今回はバーンジョーンズをはじめとする後期ラファエル前派とヴィクトリア朝絵画の「総集編」を見た上で、最終回で、いわゆる「用の美」を唱え、生活の中に生きる美、あるいは「万人のための芸術」を理想として後世にも多大の影響を及ぼしたウイリアム・モリスを取り上げます。 (講師・記)
<スケジュール>(※テーマは変更になることがあります)
第1回:2月4日 愛と伝説の世界:後期ラファエル前派(1)
第2回:2月18日 愛と伝説の世界:後期ラファエル前派(2)
第3回:3月4日 社会を映す鏡としてのヴィクトリア朝絵画(1)
第4回:3月18日 「生活の中に美を」:ウイリアム・モリス
- 日程
- 2023/2/4, 2/18, 3/4, 3/18
- 曜日・時間
- 土曜 10:15~12:15
- 回数
- 4回
- 受講料(税込)
- 会員 13,200円
- 設備費(税込)
- 660円
- その他
- ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 千足 伸行(センゾク ノブユキ)
- 1940年生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。専門は北方ルネサンス、近代絵画。東京放送(TBS)を経て国立西洋美術館に勤務。退職後、成城大学文芸学部教授となり、現在に至る。その間ミュンヘン大学に留学。主な著書:『ロマン主義芸術』(美術出版社)、『北方ルネサンス絵画』(講談社)、『ゴッホ』(朝日グラフ増刊、朝日新聞社)、『アール・ヌーヴォーの世界(Ⅱ)』(学習研究社)、『新西洋美術史』(西村書店)、『アール・ヌーヴォーとアール・デコ:甦る黄金時代』(小学館)ほか。