冷戦とクラシック音楽 ソビエトとアメリカの作曲家たち

  • 乙益 乃衣(ピアニスト・音楽芸術博士)
講師詳細

 1947年に始まった冷戦。ソ連は芸術家の活動を統制し、現代音楽を厳しく取り締まった上で国家を讃える音楽を作ることをショスタコーヴィチを始め音楽家に強制します。その結果、ロシアの民謡や古典的な手法を使い、形式的には新古典主義とも呼べる歪ながら魅力的な音楽が多く生まれました。
一方、自由をうたいあげたアメリカでは、ソ連に対抗し、無調音楽を音楽家たちに推奨する事で表現の自由を印象付けようとします。
しかし、労働階級を賛美しアメリカ民謡を多く自曲に引用したコープランドなどの作曲家はアメリカ政府から共産主義への共感を疑われ、苦境に立たされました。
 この講座では、冷戦がいかに音楽に影響を及ぼしたかソビエトとアメリカの音楽を中心に迫ります。(講師・記)

受付一時中止

注意事項

■新宿教室の休業延長にともない、5/15は休講いたします。補講については決まり次第お知らせいたします。(※調整中のため、1/1は仮の日程です。)4/23更新

日程
2021/1/1
曜日・時間
金曜 18:30~20:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

乙益 乃衣(オトマス ノイ)
3歳よりピアノを始める。桐朋女子高音楽科および桐朋学園大学卒業。その後、渡米しマンハッタン音楽院にて奨学金を得て修士課程を修了、その後プロフェッショナル・スタディーズ・サーティフィケートを取得。どちらの過程においてもGPA3.9以上を納め、ディーンズリストに掲載される。
2017年にAFAF’s International Competition ”Golden Era of Romantic music 2017″にて一位。同年、カーネギーホールでの記念コンサートに出演。その他、国内外で様々なコンクールにて受賞多数。
これまでにamfミュージックフェスティヴァル(鰺ヶ沢)、なら国際音楽アカデミー(奈良)、ちちぶ国際音楽祭(秩父)、ユーロミュージックフェスティヴァル(ドイツ・ブッパータール)、マッタイザーサマーアカデミー(ドイツ・バードゾーベルンハイム)、サミットミュージックフェスティヴァル(ニューヨーク)など国内外の音楽祭に参加する。各地で成績優秀者による選抜演奏会に出演。マッタイザーでは演奏会に出演した際、地元紙に「(聴き手を)非日常の世界へといざなうシューマン」と称賛された。
室内楽にも積極的に取り組み、マンハッタン音楽院では学生伴奏ピアニストも務めた。これまでにクイーンズボロ交響楽団(ニューヨーク)の主催する室内楽演奏会シリーズにも多数出演。
2016年末には同オーケストラのコンサートにてベートーヴェンのコラールファンタジーを、また2018年年夏には、ベートーヴェンのコンチェルト第1番をソリストとして演奏した。
レクチャーやアウトリーチなどの活動にも積極的に取り組み、アメリカ、日本をはじめとした各地でプレゼンテーションや研究発表を行う。
これまでにピアノを松本裕子、高橋多佳子、下田幸二、ミヨコ・ロト・ナカヤ、アルバート・ロト、フィリップ・ケーウィン、デボラ・モリアーティの各氏に師事。2019年5月にミシガン州立大学(アメリカ)の博士課程(DMA)を修了。卒業論文は「ウィリアム・ボルコム 現代にラグタイムを受け継ぐ作曲家」。