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フランス・バロック・オペラへの誘い
偉大なる世紀からロココの時代へ
- 教室開催
- 澤田 肇(上智大学名誉教授)
古典演劇と宮廷バレエの隆盛のさなかに生まれたフランス語によるオペラは、17世紀から18世紀にかけてイタリア・オペラとは異なる独自の魅力と創造力を発揮しました。バロック音楽の人気が復活して以来、この時代のフランス・オペラも再び注目を集め、有名作ばかりでなく知られざる傑作も上演の機会が増えています。そうしたオペラの今日における演出を楽しむ、あるいは理解するために必要な、原作である文学や初演時の時代の文化についての知識を得ながら、毎回複数の制作をDVDやYouTubeで鑑賞していきます。(講師・記)
<2023年1月期スケジュール>
1 カンベール《ポモーヌ》(1671)とリュリ《カドミュスとエルミオーヌ》(1673)
2 シャルパンティエ《ダヴィデとヨナタス》(1688)とエリザベト・ジャケ・ド・ラ・ゲール《セファールとプロクリス》(1694)
3 ラモー《優雅なインドの国々》(1736)とボワモルティエ《大公妃邸のドン・キホーテ》(1743)
<2023年4月期スケジュール>(予定)
4 ルソー《村の占い師》(1752)とモンドンヴィル《ティトンとオロール》(1753)
5 グルック《トーリードのイフィジェニー》(1779)とサリエリ《タラール》(1787)
6 オペラ・コミックの興隆:ファヴァールからグレトリー、ケルビーニ、ガヴォーへ
- 日程
- 2023/1/26, 2/23, 3/23
- 曜日・時間
- 木曜 10:30~12:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,999円
- 設備費(税込)
- 495円
- その他
- 教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 澤田 肇(サワダ ハジメ)
- 上智大学名誉教授。1952年生まれ。パリ第3新ソルボンヌ大学大学院博士課程修了(文学博士)。上智大学にて長らく「舞台芸術論」の講義を担当。主な著書に、『フランス・オペラの魅惑 舞台芸術論のための覚え書き』(上智大学出版)、『《悪魔のロベール》とパリ・オペラ座—19世紀グランド・オペラ研究』(共著、上智大学出版)など。主な翻訳に、『二重の家庭』(『バルザック愛の葛藤・夢魔小説選集①』水声社)、『鞠打つ猫の店』(『バルザック芸術/狂気小説選集1』水声社)など。