芥川と一葉   その苦悩にせまる
  • 教室・オンライン同時開催

  • 伊藤 氏貴(文芸評論家)
講師詳細

 2022年は樋口一葉生誕150年、芥川龍之介生誕130年を迎えます。芥川は純文学とエンターテインメントとの間で苦悩を抱えていました。また一葉は女性初の職業作家であり、日本銀行券の「顔」にもなりましたが、生涯にわたって貧困により苦労しました。本講座では各々の苦悩を作品の理解を通して解説します。

8/26 芥川 
「純文学とエンターテインメントの狭間で」
日本でいちばん有名な純文学の賞にその名を留める芥川龍之介は、しかし晩年に純文学とエンターテインメントとの間で悩み、答を出すことのないまま自死した。遺書にあった「唯ぼんやりした不安」が何を指すのかは、未だに答の出ない難問だが、谷崎潤一郎との間で戦わされた「小説の筋」論争がそこに影を落としていると思われる。芥川龍之介自身の作品は、今なら芥川賞ではなく直木賞向けだろうとも言われる。『秋』『藪の中』『桃太郎』『浅草公園』の四作と、芥川の生涯を照らし合わせ、現代の文学の閉塞状況にも通ずる、悩める芥川の文学観に迫る。(講師・記)

9/23 ・一葉
「貧困と文学」
女性初の職業作家であり、また女性として初めて日本銀行券の「顔」となった樋口一葉は、しかしお金を嫌い、お金に嫌われた生涯を送った。それは大いなる皮肉だが、しかしまた貧乏がなければ、一葉が歴史に残る作品を残すこともありえなかった。日記を中心に一葉のお金との関りを辿りつつ、それが作品にどのような影響を与えたのかを見ていく。『たけくらべ』『にごりえ』に、現代語訳でもよいので目を通されたい。他のテクストについてはプリントで配布する。
(講師・記)


〈ご案内事項〉
・本講座は教室でも、オンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンラインでも、受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやタブレット、スマートフォンでも配信を見ることができます。
・【本講座はメール登録のある受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。期間内は受講者は何度でもご視聴いただけます。】
・配布資料がある場合はメールでご案内いたします。郵送はしておりません。
・開講日の前日夜までにメールアドレス登録のある受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。弊社からのメールが届かない事案が発生しておりますため、モバイルメールアドレス(docomo、au、SoftBank、Y!mobileなど)はなるべく使用しないようお願い申し上げます。メールが届かない場合は asaculonline001@asahiculture.com までお問合せください。
・Zoomのソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。
・ネット環境による切断やその他アプリの障害が起きた場合には、当社は責任を負いかねます。 またやむを得ない事情により実施できなかった場合は、受講料の全額をお返しいたします。
・第三者との講座URLの共有や貸与、SNSを含む他の媒体への転載、また、講座で配布した教材を受講目的以外で使用することは著作権の侵害になりますので、固くお断りいたします。
・オンライン講座の申し込みはWEB決済のみで承ります(開講日前日まで)。キャンセルは開講日の4日前まで承ります(手数料550円)。キャンセルの場合はasaculonline001@asahiculture.comまでご連絡ください。その後のキャンセルはできませんのであらかじめご了承ください。

お申し込み

注意事項

<WEB限定夏休み割キャンペーン対象講座>期間8/10~8/18
キャンペーン詳細はこちらhttps://www.asahiculture.jp/page/shinjuku/2022summercp
・本講座はZoomウェビナーを使用した教室でもオンラインでも受講できるハイブリッド講座です。(講師は教室)。開講日の前日夜までに受講者の皆様に講座視聴URLとパスワード、および受講のご案内をメールでお知らせいたします。メールが届かない場合は、 【asaculonline001@asahiculture.com】 までお問合せください。
・ソフトウェアを必ず最新版にアップデートの上ご覧ください。【受講者全員に後日アーカイブ動画(1週間限定配信)のリンクをお送りいたします。】

日程
2022/8/26, 9/23
曜日・時間
第4週 金曜 15:30~17:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
教材費(税込)
-
設備費(税込)
330円
その他
※教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

伊藤 氏貴(イトウ ウジタカ)
1968年生まれ。文藝評論家、日本文藝家協会理事、明治大学教授。博士(藝術学)。「他者の在処」で第45回群像新人文学賞受賞(評論部門)。著書に『告白の文学』、『奇跡の教室』、『美の日本』など。東京新聞や週刊新潮などに連載を持つ。