カミュ「ペスト」を読む 災禍と共同体

  • 写真提供/読書人
  • 澤田 直(立教大学教授)
講師詳細

 突然降って湧いた災禍によって、当たり前だと思っていた日常生活が一変してしまうことを、私たちは身をもって経験しました。そのようなとき、類似の体験を語った文学作品は私たちに解決策は与えてくれないとしても、さまざまな示唆を与えてくれます。もともとは戦争のアレゴリーとして書かれたカミュの小説『ペスト』(1947)を、コロナ禍の現在読むときに、作者の意図を超えて何が見えてくるのかを受講者とともに考えたいと思います。(講師・記)

<テーマ>
1. 『ペスト』執筆の背景とカミュ作品における位置。小説前半の読解。
2. 災禍、共同体、モラル、希望などのテーマの分析。小説後半の読解。

お申し込み

注意事項


日程
2020/10/31, 12/5
曜日・時間
土曜 15:30~17:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
持ち物など
〈テキスト〉アルベール・カミュ『ペスト』(新潮文庫):各自でご用意下さい。                      
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

澤田 直(サワダ ナオ)
1959年生まれ。パリ第1大学大学院哲学科博士課程修了。白百合女子大学教授を経て、現在、立教大学文学部教授。専門は、フランス文学・思想。主な著書に、『〈呼びかけ〉の経験』(人文書院、2002年)、『ジャン゠リュック・ナンシー』(白水社、2013年)、編著に『サルトル読本』(法政大学出版局、2015年)、訳書に、サルトル『真理と実存』(人文書院、2000年)ほか。