『火垂るの墓』高畑勲の革新的な演出
- 教室開催
- 叶 精二(映像研究家)
高畑勲監督の代表作であり、観る者に忘れえぬ印象を刻む映画『火垂るの墓』。
『となりのトトロ』との同時公開となった経緯、制作の裏側、映像技術面での特色、スタッフワークなどを辿ります。
また、野坂昭如の原作小説『火垂るの墓』は昭和20年6月5日の神戸大空襲が題材となっています。高畑監督も同年6月29日、9歳の時に岡山大空襲を経験しています。生死の境を垣間見た経験が作品にどのように影響したのかを考察します。(講師:記)
7月29日 第1回 高畑監督の経歴に於ける『火垂るの墓』
9月 2日 第2回 『火垂るの墓』の制作の経緯と技術的達成
9月30日 第3回 岡山空襲の原体験と『火垂るの墓』
◆「戦争の記憶」関連講座の一覧はこちらをご覧ください。
https://www.asahiculture.jp/special/shinjuku/memoryofwar
- 日程
- 2023/7/29, 9/2, 9/30
- 曜日・時間
- 土曜 18:30~20:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 13,200円
- 設備費(税込)
- 495円
- その他
- ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
講師詳細
- 叶 精二(カノウ セイジ)
- 映像研究家。東京造形大学特任教授。亜細亜大学・女子美術大学・大正大学・東京工学院講師。高畑勲・宮崎駿作品研究所代表。「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの─」アドバイザー・図録執筆を担当。朝日新聞社「論座」連載・新聞・雑誌寄稿など多数。著書に「日本のアニメーションを築いた人々」「宮崎駿全書」「『アナと雪の女王』の光と影」、高畑勲・大塚康生との共著に「王と鳥 スタジオジブリの原点」など。