聖母マリアの美術史 クリスマス直前・聖母の絵画の謎に迫る

  • ラファエッロ『大公の聖母』1505~06年、板に油彩、84.4×55.9㎝、 パラティーナ美術館
  • ムリーリョ『無原罪の御宿り』1660~1665、キャンヴァスに油彩、206×144㎝、 プラド美術館
  • 平松 洋(美術評論家)
講師詳細

 キリスト教美術において、聖母マリアは、さまざまに描かれてきました。『受胎告知』や『東方三博士の礼拝』から、『十字架降下』や『ピエタ』まで、新約聖書に即して、その画題を学んでいきます。しかし、聖書の内容を学んだだけでは、マリアの絵画を理解することはできません。例えば、マリアを描いた『無原罪の御宿り』(祝日は12月8日)も『サクランボの聖母』も聖書には登場しないのです。来年、没後500周年を迎える「聖母の画家」ラファエッロや今年、没後500周年のレオナルドの作品はもちろん、西洋美術における主要な聖母像を取り上げ、図像に秘められた謎を解き明かしていきます。その過程で、キリスト教美術の基本的な見方や知識を身につけることができるはずです。クリスマスを迎えるこの時期、たおやかで慈愛に満ちた聖母マリアの美術を学んでみませんか。(講師・記)

この講座は終了しました
日程
2019/12/2
曜日・時間
月曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円

講師詳細

平松 洋(ヒラマツ ヒロシ)
美術評論家、フリーキュレーター。1962年、岡山県生まれ。早大文卒。企業美術館学芸員として様々な美術展を企画。その後、フリーランスとなり国際展等のチーフキュレーターとして活躍。現在は、展覧会やミュージアムのプランニングとともに執筆活動を行い、早稲田大学エクステンションセンター等で講師も務める。主な著書に、『クリムト 官能の世界へ』『名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑』『名画 絶世の美女130人』『ラファエル前派の世界』『バーン=ジョーンズの世界』『名画で見るシェイクスピアの世界』『最後の浮世絵師 月岡芳年』(以上、KADOKAWA)『誘う絵』(大和書房)『「天使」の名画』(青幻舎)『終末の名画』(学研)等がある。『ギュスターヴ・モローの世界』『ムンクの世界』『ミケランジェロの世界』『奇想の天才絵師 歌川国芳』(以上、新人物往来社)等の解説書、監修、海外での翻訳出版を含めると著作は50冊を超える。