心療眼科医が教えるその目の不調は脳が原因

  • 若倉 雅登(井上眼科病院名誉院長)
講師詳細

 目がしょぼしょぼする、ぼやけて見えにくい、車の前照灯が眩しくて運転できないなど目や視覚の異常はありふれています。たいてい、目が悪いのではないかと思うでしょう。しかし、眼科医が眼球を診察しても、訴えに見合う異常が見つからないことは少なくありません。つまり眼球に病気はないのに目が不調だという時、それは脳に原因があるかもしれないのです。
CTやMRIなどの脳の画像診断で異常が発見されるという意味ではありません。視覚は眼球だけで実現するのではなく、脳が大きな役割を果たしているという意味です。
私は目と脳を同時に考える神経眼科、心療眼科の臨床に長く関わってきました。街の眼科では謎が解けず、この領域から見るとはじめて解けることがあるのです。本講座では、そうした実例を取り上げつつ、目の不調の原因を考えてみようと思います。(講師・記)


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日程
2019/11/22
曜日・時間
金曜 15:30~17:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円

講師詳細

若倉 雅登(ワカクラ マサト)
1949年東京生まれ。1980年北里大学医学研究科博士課程修了、同学専任講師。グラスゴー大学シニア研究員、北里大学助教授を経て、02年から井上眼科病院院長。12年4月から現職の同病院名誉院長。心療眼科研究会代表世話人、NPO法人目と心の健康相談室副理事長などを兼任。診療とともに、メディアや著作等でも眼の健康普及のため活躍している。近年は「眼球使用困難症候群」の啓発に取り組んでいる。主な著書に、『目の異常、そのとき』(人間と歴史社)、『健康は眼にきけ』『絶望からはじまる患者学』『一歩手前の「老い」入門』『医者で苦労する人、しない人』(春秋社)「病気を見きわめる目のしくみ辞典」(技術評論社)など多数。明治期の理想的な女性医師を描いた『茅花流しの診療所』(青志社)も好評。