ガウスに学ぶ数論入門

  • 飯高 茂(学習院大学名誉教授)
  • 中村 滋(東京海洋大学名誉教授)
講師詳細

 最近の高校の数学Aには整数の学習が新しく入り、そこでは参考として、数の合同が取り上げられている。ガウスは24歳で高等整数論の大著を出版した。出版に当たっては校正が困難を極め4年かかったそうである。すると原稿が完成したのはガウスが10代の頃ということになる。この本でガウスは数の合同を初めて定義し、数論の基礎とした。 本講座ではガウスの数論をやさしく解説した高瀬正仁氏の本 (『ガウスに学ぶ初等整数論』)を頼りにガウスの数学思想の基幹を学ぶ。飯高、中村の両名は受講者が深く理解できるように全力あげる。数の合同の概念は計算機の理論でも重要な役割をしている。高校生やシニアの方々にとっても有意義な講座になるであろう。
 1年計画で、今期は「数論」を科学に高めたと評される「数の合同」を丁寧に解説する。

1 4月13日 数の合同 (飯高)
2 4月27日 素因数分解+演習 (飯高)
3 5月11日 一次合同式 (中村)
4 5月25日 オイラーの関数(中村)
5 6月 8日 高次合同式+演習(中村)

【テキスト】必要に応じて教室で資料をお渡しします。
(参考:『ガウスに学ぶ初等整数論』は、東京図書から出版されています。)

この講座は終了しました
日程
2019/4/13, 4/27, 5/11, 5/25, 6/8
曜日・時間
土曜 18:00~20:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,200円 一般 19,440円
持ち物など
<テキスト>
必要に応じて、教室で資料をお渡しします。

その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

飯高 茂(イイタカ シゲル)
1942年千葉県生まれ。学習院大学理学部数学科教授を経て学習院大学名誉教授。「代数幾何学」のリーダーとして世界的に知られる数学者。日本数学会彌永賞、日本学士院賞を受賞、また、元日本数学会理事長(会長)、日本数学教育学会理事など多くの役職を歴任。主な著書は、『群論、これはおもしろい』『環論、これはおもしろい』『体論、これはおもしろい』(共立出版)『パソコンで開く数の不思議世界』(岩波書店)、数学の研究をはじめようI,II,III,IV,V」(現代数学社 2016-18)ほか。
中村 滋(ナカムラ シゲル)
1943 年、戦時下の埼玉県に生まれ東京都で育つ。1967 年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。以来46年間、東京商船大学(現東京海洋大学)と学習院大学で数学を教える。東京海洋大学名誉教授。日本フィボナッチ協会副代表。著書は『フィボナッチ数の小宇宙』(日本評論社)、『微分積分学21講』(東京図書)、『数学の花束』(岩波書店)、『円錐曲線』(共立出版)、『円周率』(共立出版)、『数学史』(室井和男との共著、共立出版)、『数学史の小窓』(日本評論社)。