クレオパトラと都市アレクサンドリア

  • アレクサンドリア湾に面して建つカイトベイ要塞(講師撮影)
  • 長谷川 奏(早稲田大学、東日本国際大学客員教授)
講師詳細

 本講座では、いったい何がクレオパトラの物語をドラマチックにしているのか、という点を根元に見据えつつ、アレクサンドリアの魅力を考古学の視点からひも解いていく。その中には、近年の水中考古学の舞台であったファロス灯台とロキアス岬、王宮と図書館、セラピス神殿、墓地、運河と水路などのトピックがちりばめられている。物語の舞台は、地中海文明の知が精密科学の領域で大いに高められ、生活実践の場でも応用されたエネルギッシュな場であった。さらに地中海とインド洋を結ぶ古代末期の広域経済圏の実態と庶民の日々の暮らしを、アレクサンドリア後背地のウォーターフロントで行われている日本調査隊の成果を事例にして考えていきたい。(講師・記)

第1回:クレオパトラ物語と都市の構造を振り返る
第2回:地中海文明の知とライフスタイルの変貌
第3回:海~湖~運河~ナイルの経済ネットワーク

お申し込み
日程
2021/4/2, 4/16, 4/30
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

長谷川 奏(ハセガワ ソウ)
古代オリエント文明、地中海文明、イスラーム文明の接点に関心を持つ。早稲田大学大学院で博士学位を取得、日本学術振興会カイロ研究連絡センター長を経て現職。エジプトとサウジアラビアで考古学調査を進めている。代表的な著書に、『図説 ・ 地中海文明史の考古学-エジプト ・ 物質文化研究の試み』彩流社(2014)、『初期イスラーム文化形成論-エジプトにおける技術伝統の終焉と創造』中央公論美術出版(2017)等がある。