ザ・シルクロード

  • 撮影 村田恭子
  • 北 進一(群馬県立女子大学兼任講師)
講師詳細

 シルクロードは地中海世界と広大なアジア世界を結ぶ多様な経済・文化交流の歴史的通路を象徴する雅称です。そこには生活のために苦闘した人びとや新たな世界を発見し躍動する人びとの姿が万華鏡のように映し出されています。シルクロードの壮大な地域と歴史に、様々な角度から光を当てるシリーズ。
 第Ⅶ期はシルクロードの都市とその遺跡です。イランのペルセポリスはアケメネス朝ペルシアのダレイオス1世が前520年頃から建設した都で、その宮殿遺構は古代オリエント美術の頂点とされます。なかでもアフラ・マズダや帝王のライオン狩り、動物闘争の浮彫りは以後の東西の美術に多大な影響を及ぼしました。
 ウズベキスタンのサマルカンドは、アケメネス朝時代から続くソグディアナ地方の中心都市で、現在の町の東側に位置するアフラシアブの丘は前6世紀から約2000年間の都城址です。特に1965年に発掘された「アフラシアブの壁画」は、ユーラシア大陸で縦横に商業活動をしたソクド人の文化を華麗に伝えています。また、サマルカンドはティムールの都としても名高く、壮麗なイスラム建築も残されています。これらの都市遺跡に光を当てて、シルクロードを愉しんでみませんか?(講師・記)

〈スケジュール〉
第1回 ペルセポリス
第2回 サマルカンド

〈参考書〉『シルクロードの世界』(NHK出版)

お申し込み
日程
2021/6/2, 6/16
曜日・時間
水曜 10:30~12:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 8,800円
設備費(税込)
330円
持ち物など
〈テキスト〉当日、プリントを配布します。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

北 進一(キタ シンイチ)
1963年生まれ。中国・山東大学留学。アジア文化史専攻。美術研究センター講師、群馬県立女子大学兼任講師。著書に『アシュラブック 興福寺阿修羅像から東大寺不空羂索観音像へ』(美術出版社)、『ほとけを知る 仏像めぐりハンドブック』(シンコーミュージック・エンタテイメント)。共著に『カラー版 東洋美術史』(美術出版社)、『世界美術大全集 東洋編15 中央アジア』(小学館)、『中国世界遺産の旅3 四川・雲南・チベット』(講談社)ほか。