院政 天皇と上皇の日本史

  • 本郷 恵子(東京大学教授)
講師詳細

 平成から令和へのお代替わりで、天皇の退位や上皇についての関心が高まりました。また、皇族数の減少への懸念から、今後の皇室のあり方についての議論も必要と考えられています。天皇位を退いた上皇(院)による院政は、中世の開始を告げる意義を持ちます。天皇とは別に、院が主導する政治の回路を開くことによって、日本の社会は構造的な転換を遂げることができました。126代におよぶ伝統と継承、革新の歴史を、中世天皇家の営為から読み解きます。(講師・記)

〈スケジュール〉
1:院政の開始と中世の幕開け
1068年の後三条天皇の即位以来の、中世的体制の始動はどのようなものだったのでしょうか?院政・荘園公領制・貴族社会の変質・武士の進出などについてお話しします。

2:鎌倉時代の天皇家
 武家政権の成長に押されながら、皇統はどのように存続したのか?承久の乱の敗北・両統迭立・公武関係のほか、天皇家の女性たちや宮家についても触れたいと思います。

お申し込み
日程
2019/11/1, 12/6
曜日・時間
第1週 金曜 13:00~14:30
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

本郷 恵子(ホンゴウ ケイコ)
1960年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。東京大学史料編纂所助手、同准教授を経て、現在、同教授。専攻は日本中世史。著書に『院政ー天皇と上皇の日本史ー』(講談社現代新書)・『日本の歴史6 京・鎌倉 ふたつの王権』(小学館)、『怪しいものたちの中世』(角川選書)など。