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ロマネスクの黙示録
- 教室開催
- 池田 健二(美術史家)
新約聖書の最後の書である『ヨハネの黙示録』は、ロマネスクの芸術家たちに無限のインスピレーションを与えました。迫り来る終末の時、再臨する審判者キリスト、人々を襲う災禍と恐怖、サタンに対する神の勝利と天上のエルサレムの降臨。神の隠された啓示を解き明かすその幻想的なイメージは、『ベアトゥス写本』の挿絵に描かれ、ロマネスクのタンパンや柱頭に刻み込まれています。講座ではこの『黙示録』を読み進めながら、ロマネスクの諸作品の表現された対応する諸場面を読み解き、『黙示録』の神秘に迫ります。 (講師・記)
<スケジュール> ※スケジュールは変更になる場合がございます。
1.ロマネスクの黙示録Ⅰ
2.ロマネスクの黙示録Ⅱ
- 日程
- 2022/9/2, 9/16
- 曜日・時間
- 金曜 10:30~12:15
- 回数
- 2回
- 受講料(税込)
- 会員 6,600円 一般 8,800円
- 設備費(税込)
- 330円
- 持ち物など
- ・当日、教室にて資料を配布いたします。
- その他
- ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 池田 健二(イケダ ケンジ)
- 1953年広島県尾道市生まれ。上智大学文学部史学科卒。同大学大学院博士課程修了。 専攻はフランス中世史、中世美術史。91年より毎年『ロマネスクの旅』を企画し全ヨーロッパのロマネスク教会を詳細に調査する。上智大学や茨城キリスト教大学などで長年にわたり歴史や美術史を講義する。訳書に『ヨーロッパ中世社会史事典』(藤原書店)、共訳書に『中世の身体』『中世とは何か』『ヨーロッパの中世-芸術と社会』(藤原書店)、『ロマネスクの図像学』『ゴシックの図像学』(国書刊行会)、著書に『フランス・ロマネスクへの旅』『イタリア・ロマネスクへの旅』『スペイン・ロマネスクへの旅』(中公新書)。