この講座は、初回からの受講料を全額いただきます。
通信講座 英文翻訳の入門 前期 11月受講開始
- 村野 由加子
自宅で学べる通信講座です。
英文の翻訳というと、授業でやる英文和訳に多少、文章のアヤをつけたようなものというのが、常識的な理解ではないでしょうか。しかし英文和訳と翻訳では、本質も目的も方法も根本的に違います。
英文和訳では、原文の文法的な形式はできるだけそのまま残し、単語についても一語一語、可能な限り対応させるのが鉄則です。ところが翻訳では、いったん原文の形式は解体し、文章化される前、著者の心の中にあったはずの元の想念にまで遡って、今度はそれを、日本語の発想法に従って改めて文章化するという、再創造の作業です。
こういう観点から、本講座ではまず、短い文章を素材に、基本的な構文レヴェルの転換を中心に練習し、その上で、個々の単語・表現の問題に進むことにしたいと考えています。結局このことは、英語の発想法から日本語の発想へと、表現の根本的なパターンの違い、さらには認知のスキームの相違を乗り越えるという、比較文化論的な課題を、翻訳という具体的作業を通じて実践することにもなるでしょう。
<学習のステップ>
① テキストで勉強
まずは、その月の課題部分をテキストで、各自、学習します。テキストは、例えば、「of+名詞」のように、文法項目ごとに、セクション分けされています。課題問題に該当するセクションを学習してください。ひと月に学習する量は2~3セクション程度。各自のペースでしっかりと基礎力を身につけてください。
② 課題問題を提出
テキストで学習したら、いよいよ課題問題に取り組みます。3~4行の短い英文を5~6題、日本語の発想法に従った自然な日本文に翻訳します。Q&A欄では、文法や和訳のことなど、英語に関することを質問してください。基礎的なことでも構いません。問題の提出締切は月末です。
③ 添削物の到着
添削物は、提出締切日のおよそ1カ月後に、監修の故安西氏執筆による訳例、解説とともに、お手元に届きます。
●本講座は前期と後期(各6カ月)合わせて、1年間で修了するカリキュラムとなっています。
●提出
【提出締切日】・・・毎月末
●返却
提出締切日の約1カ月後
※講師の都合により、返却日は前後します。
- 日程
- /
- 曜日・時間
- ~
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 22,200円 一般 22,200円
- その他
- 今回お申し込みの受講期間は11月から6ヵ月間です。
受講期間中の添削回数は6回です。
教材は入金確認後10日前後でお送りします。
この講座は朝日カルチャーセンターに入会する必要はありません。
新規のご受講に限りこのホームページから申し込めます(お支払いはクレジットカードになります)。
ご継続の方(別料金になります)にはコンビニエンスストアからの振り込み用紙を送っています。
※教室と共通の書式を使っているため、一部に通信講座に関係のない表現がありますがご了承ください。
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講師詳細
- 村野 由加子(ムラノ ユカコ)
- ペンネーム 江田順子。1945年生。68年上智大学文学部英文学科卒業。日本翻訳家養成センターにて翻訳技術を学ぶ。故安西徹雄氏に師事。09年まで、塾英語講師。訳書に、G.C.メイヤーズ『企業の危機管理』(共訳 TBSブリタニカ)、J.M.バードウィック『仕事に燃えなくなったときどうするか』(TBSブリタニカ)ほか。