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シューベルト ピアノソナタ全曲の分析
- 教室・オンライン同時開催
- 小鍛冶 邦隆(東京芸術大学名誉教授)
シューベルトのピアノソナタは、一般的には21曲が番号付けられていますが、後期の3大ソナタと他数曲を除き、あまりコンサートでは取り上げられません。しかしながら、シューベルトの器楽曲の創作としては、交響曲、弦楽四重奏曲にならぶ、重要なジャンルであり、ベートーヴェンからメンデルスゾーン、シューマン、ブラームスらの(ソナタに限らずとも)ピアノ音楽へと繋がる重要なものです。
いくつかの未完成のソナタに加え、ソナタ第1番からして、すでにロマン的な香りと古典的な均衡がとれた名作揃いです。18歳の作曲家によるみずみずしい初期のソナタから、後期の記念碑的な大作への道程を知り、シューベルトの音楽の本質を理解するためにも、ソナタ一曲一曲を丹念に聴き分析する機会は得難いものとなると思います。また《さすらい人幻想曲》や《即興曲集》0p90、142等のソナタと関連深い作品も取り上げる予定です。 (講師・記/2021年11月開講)
■今期のテーマ
ピアノ・ソナタ後半グループの最初に書かれた、二つのイ短調ソナタの比較を通じて、シューベルトの創作の新しい段階を確認する。ハ長調D840(レリック)は、後半の2楽章が未完であるが、前記のイ短調ソナタに比べ、さらにシューベルト的特質が明らかであるがゆえの、ソナタ断章の音楽的世界を見る。
〈スケジュール〉
第1回 ソナタイ短調D784② ※前期の続き。復習も行います。
第2回 ソナタイ短調D845(Op.42)①
第3回 ソナタイ短調D845(Op.42)②
第4回 ソナタ ハ長調D840(レリック)①
第5回 ソナタ ハ長調D840(レリック)②
使用楽譜(推奨楽譜):
シューベルト ピアノソナタ全集 第2集(全音楽譜出版社)
〈ご案内事項〉
・本講座はオンラインセミナーアプリ「Zoom」ウェビナーを使ったオンラインでも、教室でも受講できるハイブリッド講座です(講師は教室)。パソコンやスマートフォン、タブレットでも配信を見ることができます。
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注意事項
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- 日程
- 2023/5/1, 5/15, 5/29, 6/5, 6/19
- 曜日・時間
- 月曜 10:30~12:00
- 回数
- 5回
- 受講料(税込)
- 会員 16,665円
- 設備費(税込)
- 825円
- 持ち物など
- 使用楽譜(推奨楽譜):シューベルト ピアノソナタ全集第2集(全音楽譜出版社)
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講師詳細
- 小鍛冶 邦隆(コカジ クニタカ)
- 東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院作曲科を経てパリ国立高等音楽院作曲科でメシアン他、およびウィーン国立音楽大学指揮科でスィトナーに学ぶ。クセナキス国際作曲コンクール(パリ)第一位、東京現代音楽アンサンブルCOmeTのディレクター・指揮者として第3回佐治敬三賞(室内オーケストラの領域Ⅲ)受賞他。東京芸術大学作曲科教授。著書に「作曲の技法 バッハからウェーベルンまで」(音楽之友社)、「作曲の思想 音楽・知のメモリア」(アルテスパブリッシング)他、翻訳書「ケルビー二 対位法とフーガ講座」(アルテスパブリッシング)、共著「バッバ様式によるコラール技法」(音楽之友社)、CDに「ドゥブル・レゾナンス 小鍛冶邦隆作品集」「銀色夏生の詩によるマドリガルⅠ-Ⅵ」(ALM records)。