この講座は、初回からの受講料を全額いただきます。
通信講座 文芸創作のためのトレーニング 新規 11月受講開始
- 中島 信子(童話作家)
自宅で学べる通信です。
この講座では、毎月1回、講師出題の課題に対して、物語やエッセイなどを書いていただきます。課題からどういう作品を創作するかは自由です。ジャンルは純文学でもエンターテイメントでもノンフィクションでも構いません。自分の目指すジャンルを伝え、その方向に沿って講師が指導します。提出作品は1200字までの短い文章です。その中で起承転結や文章表現を工夫し、文芸創作のための日常トレーニングを行っていただきます。
■課題例■
(第1回課題)
東京駅へ向かうJR東海道線の朝のラッシュは、その凄じさで有名です。藤沢・大船駅を経て戸塚駅で乗車率は180%位になります。戸塚駅から次駅横浜駅までは12分間停車することなく、横浜駅ではさらに乗り込みます。息をするのさえ苦しく、持っていなくともカバンは落ちません。それでいてシーンとした車内です。川崎駅で飽和状態になり、多摩川を渡り次駅品川で少し乗客が降ります。そして新橋駅で息ができるようになり、やっと東京駅です。
このラッシュの電車に一乗客として想像上乗り、その体験を描写して下さい。藤沢からは約40分間です。ラッシュを知らない読み手を、「いや、乗りたくないね」と思わせて欲しいのです。
(第5回課題)
明日結婚式です。二年間の恋愛を経てのゴールインです。ところがあれ程浮き立っていた心が、一ヶ月前ごろから沈みはじめました。それは相手のちょっとした行動が気になりだしたからでした。例えば食事をする時くちゃくちゃとして食べるとかです。また性格も雑だったりする事もあるでしょう。「この結婚はしない方がよい」という、心の声が大きくなり出し、居ても立ってもいられなくなりました。かといって結婚式をドタキャンする勇気も出そうにありません。相手の何が嫌になったのか、どうやって心を静めようとしたのか。または、ドタキャンする決心がつき、その事で起こるであろう多くの煩わしさをどのように解決しようとしているのかを書いて下さい。
男性側、女性側どちらでもよいです。
原則、毎月1回のペースで提出していただきますが、提出が遅れた場合などは、一度に2回分(2ヵ月分)まで提出できます。
また、提出延長期間もありますので、余裕をもってご受講いただけます。
- 日程
- /
- 曜日・時間
- ~
- 回数
- 6回
- 受講料(税込)
- 会員 22,000円 一般 22,000円
- その他
- 受講期間は11月から6ヵ月間です。
教材は入金確認後10日前後でお送りします。
この講座は朝日カルチャーセンターに入会する必要はありません。
新規のご受講に限りこのホームページから申し込めます(お支払いはクレジットカードになります)。
ご継続の方(別料金になります)にはコンビニエンスストアからの振り込み用紙を送っています。
※教室と共通の書式を使っているため、一部に通信講座に関係のない表現がありますがご了承ください。
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講師詳細
- 中島 信子(ナカジマ ノブコ)
- 東洋大学短期大学部卒業。在学中より詩人山本和夫氏に師事。旺文社雑誌編集部に入社、その後日本児童文学者協会事務局員を経て文筆活動に入る。処女作『薫は少女』にて第2回北川千代賞佳作第一席受賞。著書に『お母さん、わたしをすきですか』(ポプラ社)、『はるかな国とおいむかし』(偕成社)、『何だ・難だ児童文学』(鼎談編書房)などがある。