現代哲学とラブレー、モンテーニュ フランス語圏思想史逍遥 オンライン講座
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  • 合田 正人(明治大学教授)
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 読んでもいないのに読み直します、と誰もが言いうるものが「古典」であると言ったのは、イタリアの作家イタロ・カルヴィーノであったか。担当者は主にこれまで19−20世紀の哲学思潮を取り上げてきたけれども、今回から、あるいは「古典」に分類されるかもしれない不朽の諸作品との初の対決を通じて、それらの強烈な現代性、その凄まじい破壊力と創造力を、受講者の皆さんと共に体験してみたい。
 今回はフランソワ・ラブレー(1483-1553)とミシェル・エイケム・ド・モンテーニュ(1533-1592)を取り上げる。『ガルガンチュアとパンタグリュエルの物語』と『エセー』。いずれについても、エーリッヒ・アウエルバッハ(1892-1957)が『ミメーシス』で素晴らしい文章を書いている。また、ラブレーについてはミハイル・バフチン(1895-1975)の壮大な研究がつとに有名である。だが、それだけではない。ラブレーは『負債論』の著者デヴィッド・クレーバー(1961-2020)やエマニュエル・レヴィナス(1905-1995)にも多大なインパクトを与えた。一方のモンテーニュは、レオン・ブランシュヴィック(1869-1944)とその教え子たちに深く浸透していったように思われる。なかでも顕著な影響を受けたのは、担当者の考えでは、モーリス・メルロ=ポンティ(1908-1961)であった。みなさんと共に、「古典」の衝撃波の、時に思いがけない伝播の様を味わってみたい。(講師・記)

※日程、カリキュラムは変更することもございます。
10月12日:講義の概要と進め方。ラブレーの生涯と作品
10月26日:ミハイル・バフチンとそのラブレー論
11月9日:ラブレーを読むレヴィナスとクレーヴァー
11月23日:モンテーニュの現代性、ブランシュヴィック『モンテーニュの読者、デカルトとパスカル』を読む
12月14日:メルロ=ポンティのモンテーニュ論精読
12月28日:メルロ=ポンティのモンテーニュ論精読、マキアヴェッリ論と共に

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日程
2021/10/12, 10/26, 11/9, 11/23, 12/14, 12/28
曜日・時間
火曜 19:00~20:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

合田 正人(ゴウダ マサト)
1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。パリ第八大学哲学科に留学。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京都立大学助教授を経て、現職。専攻は、思想史。著書に、『レヴィナスの思想-希望の揺籃』(弘文堂、改訂版はちくま学芸文庫)、『ジャンケレヴィッチ――境界のラプソディー』(みすず書房)、『幸福の文法』(河出ブックス)、『フラグメンテ』(法政大学出版局)など。訳書に、レヴィナス『全体性と無限』(国文社)、『固有名』(みすず書房)、『存在の彼方へ』(講談社学術文庫)、ベルクソン『講義録』(法政大学出版局)、ジャンケレヴィッチ『最初と最後のページ』(みすず書房)、ベルクソン『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二つの源泉』(筑摩書房)、レイ『レヴィナスと政治哲学』(法政大学出版局)、ジャン=クレ・マルタン『ドゥルーズ-経験不可能の経験』(河出文庫)、デリダ『エクリチュールと差異』(法政大学出版会)など。論文に、「他者と他者―フロイト・ラカン・レヴィナス」(『ラルシュ』)ほか。