名著を読む 福沢諭吉「学問のすすめ」

  • 坂本 達哉(早稲田大学教授)
講師詳細

 今回は、日本近代思想の巨人のひとり福沢諭吉(1835-1901)の『学問のすすめ』(1872-1876)を取り上げます。明治維新の直後、福沢が若い学生たちに向かって熱く語りかけた一連の講義録をまとめた本書は、累計で300万部を超える国民的ベストセラーとなりました。明治新政府の近代化路線(文明開化と富国強兵)のあり方を厳しく批判する福沢の人間論、社会論は、バックル、ギゾー、ミル等の西欧思想の深い理解にもとづく、日本人の手になる西欧思想導入の金字塔です。福沢が指摘する当時の日本社会の問題がいかにそのまま現代日本の問題でもあるかを見ていきたいと思います。 (講師・記)

テキスト:講義の都合上、福澤諭吉(斎藤孝訳)『現代語訳 学問のすすめ』(ちくま新書、2009年)をできるだけご持参下さい。


2コマ連続の講座です。途中で休憩があります。

お申し込み
日程
2020/3/29
曜日・時間
日曜 13:00~16:15
回数
1回
受講料(税込)
会員 6,600円 一般 7,920円
持ち物など
テキスト:福澤諭吉(斎藤孝訳)『現代語訳 学問のすすめ』(ちくま新書、2009年) 各自ご用意ください。
その他
途中で休憩があります。

講師詳細

坂本 達哉(サカモト タツヤ)
1979年、慶應義塾大学経済学部卒業。慶應義塾大学経済学部教授をへて、現在、早稲田大学政治経済学術院教授、慶應義塾大学名誉教授。専攻は社会思想史。グラスゴウ大学、ボストン大学、ケンブリッジ大学で在外研究。主要日本語著作に『ヒュームの文明社会』(創文社、1995年)、『ヒューム 希望の懐疑主義』(慶応義塾大学出版会、2011年)、『社会思想の歴史』(名古屋大学出版会、2014年)がある。