ベートーヴェンの生涯と作品 ディアベリ変奏曲

  • 平野 昭(音楽評論家)
講師詳細

  ピアノ変奏曲の歴史において最高傑作のひとつとして知られる《ディアベッリ変奏曲》は最後のピアノ・ソナタを書き終えた後、1823年に大作《ミサ・ソレムニス》と相前後して完成された最後の大作ピアノ曲である。1819年に作曲家で出版商のA.ディアベッリが自ら作曲したワルツ主題による変奏曲の競作を当時ウィーンで活躍する作曲家たちに呼びかけて成立したのが、規格外に大きくなってしまったベートーヴェン作品と《50人の作曲家によるディアベッリ変奏曲》であった。50人の作曲家の中にはモーツァルトの息子フランツ・クサーヴァーやシューベルト、チェルニー、11歳の少年リスト等も参加している。 (講師・記)

〈スケジュール〉
 1:ベートーヴェンのピアノ変奏曲の様式変遷から見た《ディアベッリ変奏曲》
 2:孤高様式期の作品としての《ディアベッリ変奏曲》
 3:19世紀初頭におけるピアノ変奏曲総覧としての《50のディアベッリ変奏曲》

<講座の全予定>※変更する可能性がございます。予めご了承ください。
■2020年メモリアルイヤーに向けてベートーヴェンの生涯と作品を2年かけて味わいます。2019年度は人間ベートーヴェン、2020年度は大作曲家(楽聖)ベートーヴェンをテーマに解説。

2019年度 人間ベートーヴェン
春 ハイリゲンシュタットの遺書
夏 傑作の森
秋 不滅の恋人
冬 ウィーン会議とナポレオン没落
2020年度 大作曲家(楽聖)ベートーヴェン
春 後期ピアノソナタ
夏 ディアベリ協奏曲
秋 ミサソレニムスと第九交響曲
冬 弦楽四重奏曲

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2020/10/5, 10/19, 11/2
曜日・時間
第1・3・5週 月曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 

講師詳細

平野 昭(ヒラノ アキラ)
1949年横浜生まれ。武蔵野音楽大学大学院修了。静岡文化芸術大学名誉教授、沖縄県立芸術大学客員教授、桐朋学園大学特任教授。前慶應義塾大学文学部教授。18~19世紀の西洋音楽史研究。特にドイツ語圏の作曲家作品研究が専門領域。とりわけベートーヴェンの全作品の分析的研究。『ベートーヴェン』(新潮社)、『人と作品:ベートーヴェン』(音楽之友社)、『音楽キーワード事典』(春秋社)、『ベートーヴェン事典』(東京書籍・共著)、『ベートーヴェン大事典』(平凡社・監修と共訳)等。音楽評論家として放送出演や「毎日新聞」等執筆。