基礎から学ぶ日本仏像史

  • 松田 誠一郎(東京芸術大学教授)
講師詳細

今回の講座では、飛鳥時代前期(538-661)の仏像について講義します。
はじめに、日本仏像史の劈頭をかざる法隆寺金堂の釈迦三尊像(623年、止利仏師作)を取り上げます。その造形・技法はもちろん大陸から学ばれたものですが、すでにその表現には日本的な特徴があらわれています。講義では、中尊像の着衣形式に焦点を当て、日本における仏像のはじまりについて解説します。
次に、法隆寺に伝わるクス材製木彫像の名作、救世観音像と百済観音像を取り上げます。対照的な両観音像を比較しながら、それぞれの魅力をさぐるとともに、飛鳥時代前期(538-661年)の木彫像の展開について解説します。
なお、本講座の講義内容は、下記の教科書の第1章から第2章の内容に対応しています。

<カリキュラム> 
第1回 法隆寺金堂釈迦三尊像(1)
第2回 法隆寺金堂釈迦三尊像(2)
第3回 救世観音像と百済観音像(1)
第4回 救世観音像と百済観音像(2)
第5回 救世観音像と百済観音像(3)

<テキスト>
水野敬三郎著『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89、岩波書店、860円税別)は各自ご用意ください。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

この講座は終了しました
日程
2019/10/1, 10/22, 11/5, 11/19, 12/24
曜日・時間
第1週・第3週 火曜 13:00~15:00
回数
5回
受講料(税込)
会員 16,500円 
教材費(税込)
教材費 550円
持ち物など
<テキスト>
水野敬三郎著『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89、岩波書店、860円税別)は各自ご用意ください。
その他
※教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
・日程にご注意ください。

講師詳細

松田 誠一郎(マツダ セイイチロウ)
1960年、東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程終了。1984年から東京芸術大学美術学部非常勤講師、89年第1回国華賞、90年東京芸術大学より学術博士の学位取得。91年~99年京都市芸術大学美術学部専任講師、99年より東京芸術大学美術学部専任講師、2001年から准教授、2012年から教授。著書は『東大寺と平城京 日本美術全集第4巻 奈良の建築・彫刻』共著(講談社)、『カラー版 日本美術史』共著(美術出版社)、『週刊朝日百科 日本の国宝15京都/広隆寺』責任編集(朝日新聞社)、『醍醐寺大観 第1巻 建築・彫刻・工芸』共著(岩波書店)など多数。