ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を読み解く 第29番~30番

  • 小鍛冶邦隆講師
  • 小鍛冶 邦隆(東京芸術大学教授)
講師詳細

 バッハの鍵盤音楽以降、最高のピアノ音楽である、ベートーヴェンの全32曲のピアノ・ソナタ各曲を、おおむね2回ずつの講座で分析します。古典派からロマン派へ向かう個性的な音楽語法と、多様なソナタ形式の両面から、新しいベートーヴェン像を探求します。

【予定】
●ピアノソナタ第29番変ロ長調Op.106「ハンマークラヴィーア」 /第一楽章のソナタ形式を駆動させる律動的・対位法的展開と、第二楽章「スケルツォ」の極小動機による性格的楽曲の構成、さらに第三楽章アダージョにおける、内面的かつ広大な構成を持つ、19世紀特有の長大なアダージョ楽章の誕生。同ソナタ第4楽章の独創的かつ謎に満ちた「大フーガ」を解明する。

●ピアノソナタ第30番ホ長調Op.109 /シューマンを思わす接続曲風の新しいソナタ原理と、終楽章の後期ソナタを代表する精緻な変奏技法。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2020/1/10, 1/24, 2/14, 2/28, 3/13, 3/27
曜日・時間
金曜 10:30~12:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
持ち物など
<参考楽譜> 楽譜は各自ご用意ください。(教室での楽譜配布はありません)
推奨版:ウィーン原典版『ベートーヴェン ピアノ・ソナタ集 1』音楽之友社
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

小鍛冶 邦隆(コカジ クニタカ)
東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。同大学院作曲科を経てパリ国立高等音楽院作曲科でメシアン他、およびウィーン国立音楽大学指揮科でスィトナーに学ぶ。クセナキス国際作曲コンクール(パリ)第一位、東京現代音楽アンサンブルCOmeTのディレクター・指揮者として第3回佐治敬三賞(室内オーケストラの領域Ⅲ)受賞他。著書に「作曲の技法 バッハからウェーベルンまで」(音楽之友社)、「作曲の思想 音楽・知のメモリア」(アルテスパブリッシング)他、翻訳書「ケルビー二 対位法とフーガ講座」(アルテスパブリッシング)、共著「バッバ様式によるコラール技法」(音楽之友社)、CDに「ドゥブル・レゾナンス 小鍛冶邦隆作品集」「銀色夏生の詩によるマドリガルⅠ-Ⅵ」(ALM records)。現在東京芸術大学作曲科教授、慶応義塾大学文学部非常勤講師。