ワーグナーはナチスに「利用された」だけだったのか オンライン講座

  • 鈴木 淳子(法政大学非常勤講師)
講師詳細

 ヒトラーがワーグナーを崇拝し、第三帝国時代にバイロイトがナチスの聖地と化した事実があることから、ワーグナーの反ユダヤ観を考えるうえでナチズムとの関連は無視できません。その際、ワーグナーはナチスに「利用された」と結論づけてそれ以上の追及をしないというのが一般的なのですが、実際どの程度「利用された」か、私達は十分把握しているでしょうか。「利用された」のは確かですが、そこには受動的な関係しか見出せないのでしょうか。今回の講座では、これまでお話ししてきたことを振り返りつつ、新たな資料も用いながら、ワーグナーはナチスに「利用された」だけだったのかという問題について、あらためて問い直してみたいと思います。 (講師・記)

<参考書>
鈴木淳子『ヴァーグナーと反ユダヤ主義』『ヴァーグナーの反ユダヤ思想とナチズム』(アルテスパブリッシング)
https://artespublishing.com/shop/books/903951-44-7/
https://artespublishing.com/shop/books/86559-126-2/
※本講座は半年に一度のペースで開講しているシリーズ講座です。毎回異なる角度からワーグナーの反ユダヤ思想について論じます。

〈ご案内事項〉
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日程
2021/3/20
曜日・時間
土曜 13:00~14:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 4,400円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

鈴木 淳子(スズキ ジュンコ)
1966年福岡県生まれ。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。東京大学大学院総合文化研究所超域文化科学専攻(比較文学比較文化研究室)博士課程修了。学術博士。法政大学・関東学院大学ドイツ語非常勤講師。主著に『ヴァーグナーと反ユダヤ主義――「未来の芸術作品」と19世紀後半のドイツ精神』、『ヴァーグナーの反ユダヤ思想とナチズム―――『わが闘争』のテクストから見えてくるもの』(両書ともアルテスパブリッシング)がある。