原始仏教と法華経の人間観 「差別の超克」としての仏教史

  • 植木 雅俊(仏教思想研究家)
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 カースト制度など身分差別の著しいインドでは、男女差別などの多くの差別が絶えない。その中にあって、普遍的な平等思想を唱えたのが釈尊(ゴータマ・ブッダ)であった。「平等」と書いて、「びょうどう」と呉音で読むのは、それが仏教独自の思想であったことを意味している。ところが、釈尊滅後、権威主義化した教団は差別思想を打ち出し、それを乗り越える大乗仏教が興った。仏教史は、差別思想を超克する歴史の繰り返しであった。  (講師・記)                                          
<テキスト>『差別の超克――原始仏教と法華経の人間観』(講談社学術文庫)
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日程
2019/7/10, 7/24, 8/7, 8/28, 9/11, 9/25
曜日・時間
第2・4 水曜 15:30~17:00
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,440円 
持ち物など
<テキスト>植木雅俊著『差別の超克-原始仏教と法華経の人間観』(講談社学術文庫):各自書店でお求めください。https://www.amazon.co.jp/dp/4065123410
その他
8/7のみ第一週に行いますので日程ご注意ください。8/14はお休みです。
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

植木 雅俊(ウエキ マサトシ)
1951(昭和26)年、長崎県島原市生まれ。仏教思想研究家。理学修士(九州大)、文学修士(東洋大)、人文科学博士(お茶大で男性初)。92年より東方学院で中村元氏からインド思想・仏教思想論等を学ぶ。東京工業大学世界文明センター非常勤講師を歴任。著書に『梵漢和対照・現代語訳 法華経』(岩波書店、毎日出版文化賞)、『仏教、本当の教え』(中公新書)、『仏教学者 中村元』(角川選書)、『人間主義者、ブッダに学ぶ』(学芸みらい社)、『サンスクリット版縮訳 法華経 現代語訳』(角川ソフィア文庫)など。2018年4月放映NHK-Eテレ「100分de名著 『法華経』」講師を務める。