竹山実は、建築家が商業的な外装やインテリアまでを手がけることができることを示しました。現代に通じるポップな建築家のありようの先駆者です。
銀色の筒が印象的な「渋谷109」（1978年）の外観は、今やこの商業ビルそのものを連想させます。アイコンとなるようなデザインは、それ以前に新宿歌舞伎町につくった「一番館」「二番館」（1970年）から展開されたものです。
竹山実の作品には、機能から単純に形が決定されるような建築の枠組みを超える、新しさがあります。その背景には、世界的なモダニズムの建築家との出会いがあるのです。竹山実は早稲田大学を卒業した後、ハーバード大学大学院に進学し、ル・コルビュジエの弟子であるホセ・ルイ・セルトに学びます。その後、デンマークに移り、ヨーン・ウツソンやアルネ・ヤコブセンの事務所で働きました。
竹山実の作品の多彩さを知り、彼の中のモダニズムとそれを超えるものとの関係を捉えます。


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【1/21】　磯崎新
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【2/18】　鈴木恂
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【3/4】　宮脇檀
https://www.asahiculture.jp/course/shinjuku/35bcfe10-0257-364b-77e9-6371d0f5c573

【3/18】　相田武文
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