О・ヘンリーの短編作品を読み解く

  • 齊藤 昇(立正大学教授)
講師詳細

 現在はAI時代を迎えて、物質的な利便と効率を優先したかのような情報や技術改革の波に置き去りにされた人の心の豊かさが求められているのではないでしょうか。そんな時に、O・ヘンリー文学を読み直すことは一興です。たとえば「最後の一葉」や「賢者の贈り物」のように、彼の紡ぎだす物語は、終盤のどんでん返しの鮮やかさと、庶民的な感覚を堅持して、じんわりと心地よい余韻を残し、なおかつ微妙な人間心理や人情の機微を衝いて多くの読者の心を捉えます。
 この講座では、今や古典となったO・ヘンリー作品で、人間の営みに寄り添う決して単純ではない「心のありよう」を問い直したいと思います。(講師記)

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日程
2019/9/3, 9/10, 9/17
曜日・時間
火曜 11:45~13:15
回数
3回
受講料(税込)
会員 11,016円 
持ち物など
<各自準備>初回はテキスト不要。
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

齊藤 昇(サイトウ ノボル)
立正大学教授・アメリカ文学者。主な著書に『「最後の一葉」はこうして生まれた -O・ヘンリーの知られざる生涯』(角川書店)、『ユーモア・ウィット・ペーソスー短編小説の名手O・ヘンリー』(NHK出版)、『そしてワシントン・アーヴィングは伝説になった—〈アメリカ・ロマン派〉の栄光』(彩流社)。主な翻訳書 には『わが旧牧師館への小径』(『平凡社ライブラリー』、平凡社)、『ウォルター・スコット邸訪問記』(『岩波文庫』、岩波書店)、『ブレイスブリッジ邸』(『岩波文庫』、岩波書店)、『スケッチ・ブック(上・下)』(『岩波文庫』、岩波書店)など。