日本書道史
  • 教室・オンライン同時開催

  • 名児耶 明(古筆・書文化研究者)
講師詳細

日本の書道史の特色として、中国から伝来した漢字を使いこなす上で、もともとの大和言葉に漢文を交え、独自の文章作成、言葉遣いを考え出した事があります。さらに独自の文字、すなわち仮名という独自の文字を造りあげ、漢字と同時に使う工夫をして、現在の日本語が誕生し、分かりやすいものとなったような気がします。漢字と仮名という異なる形態の文字の書写、それぞれの書としての美しさ、また、それを調和させた美しさを生み、独自の書芸術まで築いています。講座では、文字の伝来から、王羲之、三筆、仮名の様々な名品、西行、定家様、勘亭流、冷泉流など、日本書美史を辿ります。(講師記)

2022年10月開講。

■各回テーマ
*今期は④~⑥を取り上げます。

①文字の伝来と日本
②金石と肉筆(木簡)
③写経の字と王羲之
④三筆の書
⑤万葉仮名と仮名の成立
⑥三跡と和様
⑦仮名の典型
⑧仮名の様々1
⑨仮名の様々2
⑩世尊寺流と十二世紀の仮名
⑪法性寺流の書
⑫西行と俊成
⑬定家様
⑭藤原為家と鎌倉の書
⑮宸翰様と墨跡
⑯書流の書
⑰寛永の三筆
⑱唐様と和様
⑲勘亭流と冷泉流
⑳幕末の三筆と良寛
㉑日本人の美意識と仮名

〈ご案内事項〉
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日程
2023/1/18, 2/15, 3/15
曜日・時間
水曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 
設備費(税込)
495円

講師詳細

名児耶 明(ナゴヤ アキラ)
1949年北海道生まれ。東京教育大学教育学部芸術学科書専攻卒業。専門は書文化・古筆学、日本書道史、博物館学実習。元五島美術館・副館長。筆の里工房副館長。著書・編著に 『別冊太陽 日本の書』(平凡社)、『書の見方 日本の美と心を読む』(角川学芸出版)、『決定版日本書道史』(芸術新聞社)、『日本書道史年表』(二玄社)、『書に心よせる』(新潮社)など多数。