シェイクスピア「コリオレイナス」解剖する
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  • 高田 康成(東京大学名誉教授)
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 『ジュリアス・シーザー』、『アントニーとクレオパトラ』そして『コリオレイナス』の三部作をもって、一般に「ローマ劇」と称されます。しかし、個々の作品が余りにも見事な構成と統一を見せているために、「ローマ史」という枠組みに置いて見る試みは敬遠されがちです。
 しかし、まさに「ローマ史」という特異な展開を示した歴史に照らして考察するとき、上記3作の各々には、それぞれ然るべき場が与えられていることが見えてきますし、同時に『コリオレイナス』についても、特有の重要性が浮かび上がって来ます。この場合の「ローマ史」の特性とは、①共和政の樹立とその崩壊、②それに続く帝政の樹立とその長い崩壊、と大雑把に捉えることができましょう。有名なギボンの『ローマ帝国衰亡史』が後者②を壮大に扱って圧巻であったとすれば、シェイクスピアは主に前者①に関心を寄せて、その内部的展開における3つの節目に焦点を当てながら別個に作品を構想した、と言えます。3つの節目とは、共和政の拡充、共和政の崩壊前夜、そして共和政の完全な崩壊と帝政の兆し、に他なりません。『コリオレイナス』はすなわちその始めに位置づけられます。
 全6回の各回は、5幕構成の作品の大体1幕強の分量を扱います。「解剖」を旨とする解説は、テクストに具体的に言及せざるをえません。翻訳(誰のものでも可)と原典(どの版でも可)をご用意頂ければ幸いです。(講師記)

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日程
2022/10/5, 10/19, 11/2, 11/16, 12/7, 12/21
曜日・時間
水曜 13:00~14:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
設備費(税込)
990円
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その他
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講師詳細

高田 康成(タカダ ヤスナリ)
東京大学名誉教授。著書・論文に『クリティカル・モーメント -批評の根源と臨界の認識』(名古屋大学出版会、2010)、『キケロ─ヨーロッパの知的伝統』(岩波書店、1999)。共編著に『シェイクスピアへの架け橋』(東京大学出版会)など。翻訳に『エラスムス=トマス・モア往復書簡』沓掛良彦氏と共訳(岩波文庫)。朝日カルチャーセンターでは「シェイクスピア原典講読」を30年担当。