日本近現代史 日本の戦後改革と高度成長

  • 宮地 正人(東京大学名誉教授)
講師詳細

 1853年のペリー艦隊来航と日本の開国から今日まで、日本近現代史の動向は、すべて世界と東アジアのあり方に結びつけられてきた。例えば、南沙諸島領有問題は1937年の日中戦争の勃発としっかりと結合しているのである。日本と日本人男女はその中で、主体的に、また帝国主義的に、そして従属的に対応し対処しつつ、自らの政治・経済・社会を形成し変化させてきた。しかも、日本の世界と東アジアへのかかわりの中で、世界史もまた大きく変貌してきたのである。
 日々刻々変化する動きを近視眼的に見、考えることを否応なく強制されている今日、各時代での生存と地球的価値の維持・再生を主体的に考えようとするための通史の一つの枠組みを、ここに提出したい。 (講師・記)

各回のテーマ ※進度により内容が変更になる場合がございます。
<10月期>日本の戦後改革と高度成長
1. 日本の敗戦と米軍の沖縄・日本占領
2. 日本国憲法とその社会的制度化
3. 米ソ冷戦の開始と講和条約・安保条約の調印
4. 戦後文化の新展開
5. 55年体制の成立と安保闘争
6. 1960年代高度成長期の政治と社会
7. 経済大国化とJAPAN AS NO.1

<2020年1月期>
1. ソ連型社会主義の崩壊と東アジア
2. 1990年代超氷河期の日本経済と社会
3. 2001年9・11以降の世界と日本
4. 2008年リーマン・ショック後の世界と日本
5. 自民党安倍政権下での軍事・経済と政治
6. 尖閣・南沙問題をめぐる日本・中国・東南アジア
7. 21世紀東アジアの中の日本の近未来
--
<2019年4月期>※終了しました。
1. 世界資本主義への到達 日本の編入と安政大改革
2. 奉勅攘夷運動と徳川幕府の崩壊
3. 王政復古・廃藩置県と西南戦争
4. 自由民権運動と日本的立憲政治の開始
5.  日朝中三国並立と日清戦争
6. 日本の帝国主義世界体制参入と日露戦争
7. 近代産業の発達と日本的近代文化

<7月期>二次の世界大戦と日本※終了しました
1. 第一次世界大戦と日本帝国
2. ロシア革命・ワシントン体制と一等国日本
3. 大正デモクラシー期の政党政治と社会運動
4. 世界恐慌と満洲事変
5. 日中戦争と日独伊三国軍事同盟
6. 第二次世界大戦と日本
7. 戦時下の国民生活と占領地の民衆

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2019/10/1, 10/15, 10/29, 11/5, 11/19, 12/3, 12/17
曜日・時間
第1・3・5 火曜 15:30~17:00
回数
7回
受講料(税込)
会員 23,100円 
持ち物など
当日、資料を配布いたします。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

宮地 正人(ミヤチ マサト)
1944年、福岡県久留米市生。東京大学文学部国史学科卒業。東京大学文学部国史学科助手を経て、東京大学史料編纂所に入所。助手、助教授を経て、教授。同編纂所所長。2001年から2005年まで国立歴史民俗博物館館長。専攻は、明治維新を中心とする日本近代史。著書に、『幕末維新期の社会的政治史研究』、『歴史のなかの新選組』、『幕末維新変革史』(岩波書店)、『幕末京都の政局と朝廷―肥後藩京都留守居役の書状・日記から見た』(名著刊行会)、『歴史のなかの「夜明け前」』(吉川弘文館)ほか。