近代文学12選「羅生門」芥川龍之介

  • 小森 陽一(東京大学名誉教授)
講師詳細

 2020年春から3ヶ月で1作品・3年間で、近代文学の主要な作品12作を味読していきます。各回、表題作を中心に、文学史上の意味や同時代の作家と作品、そこから浮かび上がってくる社会状況などを明らかにします。

 『羅生門』は1915(大正4)年11月『帝国文学』に発表されました。芥川龍之介23歳のときのことで、翌月、夏目漱石を訪ね、以後「木曜会」に出席することになります。多くの高校国語教科書に掲載され、最も多くの日本語使用者が読んだ短篇小説です。洛中と洛外の境界である「門」が、実はいくつもの世界分割の境界でもあることを、文体はもとより文字遣いを含めて考える中で、この小説の魅力の深層を探っていきます。(講師記)

<テキスト> 『羅生門』 芥川龍之介
お手持ちのもので結構ですが、授業は岩波文庫(『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』所収)をもとに進めます。
当センターでは販売しておりませんので、ご了承ください。

お申し込み
日程
2021/7/14, 8/18, 9/8
曜日・時間
水曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円
持ち物など
<テキスト> 『羅生門』 芥川龍之介
お手持ちのもので結構ですが、授業は岩波文庫(『羅生門・鼻・芋粥・偸盗』所収)をもとに進めます。
当センターでは販売しておりませんので、ご了承ください。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

小森 陽一(コモリ ヨウイチ)
1953年生まれ。北海道大学大学院文学研究科修了。成城大学文学部助教授、東京大学助教授・教授を経て現職。著書に『構造としての語り』(新曜社)、『読むための理論 文学・思想・批評』(世織書房)『知の技法』(共著・東京大学出版会)、『ことばの力・平和の力 近代日本文学と日本国憲法』(かもがわ出版)、『難民(思考のフロンティア)』(共著・岩波書店)。『戦後日本は戦争をしてきた』(共著・角川書店)、『理不尽社会に言葉の力を』『戦争への想像力』『生きさせる思想-記憶の解析・生存の肯定』(新日本出版社)、『天皇の玉音放送』(朝日新聞出版)、『漱石論 21世紀を生き延びるために』(岩波書店) 、『東アジア歴史認識論争のメタヒストリー』(共著・青弓社)、『壊れゆく世界と時代の課題』(共著・岩波書店)などがある。