リズムの哲学史 古代ギリシャからニーチェへ

  • 合田 正人(明治大学教授)
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 前回の講義「「リズム」で読み解く現代思想」では、「リズム」を人間の「超越論的条件」と捉え、ベルクソンが「リズム」をどのように思考したかを出発点として、ベルクソンを批判しつつ「リズム」の観念を提起した論者たちを捉え、更には、ランボーの詩、「いわゆる見者の手紙」など幾つかの蝶番を設定して、マルティン・ハイデガーの「リズム」論にも目を向けた。今回は、オクタヴィオ・パス、コスタス・アクセロスらと同様、ハイデガーが強く意識していた、ヘラクレイトスなど前ソクラテス思想家たちにおけるリズム、プラトン、アリストテレスにおけるリズムをまず論じ、次いで、ヘルダーリン、ヘーゲル、シェリングなどを取り上げ、最後に、文献学者ニーチェがどのように古代ギリシャのリズム論を研究し、またみずから実践しながらその哲学、その文体を構築しようとしたかを検討する。(講師記)

第一回:前回講義の復習と今回の講義の進め方
第二回:ヘラクレイトスらとリズム
第三回:ドイツ・ロマン派におけるリズムの観念
第四回:ニーチェとリズムの哲学
第五回:その続き、今後の展望

※講義内容は進度などにより変更になることがあります。

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受付一時中止
日程
2020/4/14, 4/28, 5/12, 5/26, 6/9, 6/23
曜日・時間
第2・4 火曜 19:00~20:30
回数
6回
受講料(税込)
会員 19,800円 
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

合田 正人(ゴウダ マサト)
1957年生まれ。一橋大学社会学部卒業。パリ第八大学哲学科に留学。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京都立大学助教授を経て、現職。専攻は、思想史。著書に、『レヴィナスの思想-希望の揺籃』(弘文堂、改訂版はちくま学芸文庫)、『ジャンケレヴィッチ――境界のラプソディー』(みすず書房)、『幸福の文法』(河出ブックス)、『フラグメンテ』(法政大学出版局)など。訳書に、レヴィナス『全体性と無限』(国文社)、『固有名』(みすず書房)、『存在の彼方へ』(講談社学術文庫)、ベルクソン『講義録』(法政大学出版局)、ジャンケレヴィッチ『最初と最後のページ』(みすず書房)、ベルクソン『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二つの源泉』(筑摩書房)、レイ『レヴィナスと政治哲学』(法政大学出版局)、ジャン=クレ・マルタン『ドゥルーズ-経験不可能の経験』(河出文庫)、デリダ『エクリチュールと差異』(法政大学出版会)など。論文に、「他者と他者―フロイト・ラカン・レヴィナス」(『ラルシュ』)ほか。