切絵図で歩く「江戸の坂」 御府内編

  • 山野 勝(坂道研究家)
講師詳細

 江戸後期に発行された『金鱗堂・尾張屋清七板』の切絵図は、驚くほどの正確さで作られています。図面は五色に色分けされ、武家地は白、寺社地は赤、町屋は薄墨、道路は黄、田畑は緑と、街並みが一目でわかるように表現されています。そこには当然、坂道も描かれています。この切絵図を手に、江戸の坂(約500)と、明治以降にできた坂(約140)を踏破しようという試みです。現代地図も合わせ持ち、江戸の人の気分になって、江戸市街を歩いてみませんか。江戸がくっきりと見えてきます。(講師記)

※実際にいくつかの坂をある程度の速度で登ります。集合場所などの詳細は、当ホームページの「持ち物など」を必ずご覧下さい。
※2021年10月期より、【切絵図で歩く「江戸の坂」御府内編】が再開しました。

この講座は終了しました
日程
2023/1/24, 2/28, 3/28
曜日・時間
第4 火曜 13:00~16:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 13,530円 一般 16,830円
持ち物など
◆集合時間 13:00 (※雨天決行)
◆集合場所
 ・1/24(火)九段~富士見(千代田区) 集合:都営新宿線、東京メトロ半蔵門線、東西線「九段下駅」4番出口(地上)
 ・2/28(火)上中里~岸町(北区) 集合:JR京浜東北線「上中里駅」改札口外
 ・3/28(火)谷中~上野公園(台東区・荒川区) 集合:JR「日暮里駅」南口改札
◆持ち物 雨具、水筒、帽子、筆記用具、カメラ等各自必要なもの。健康保険証、常備薬。歩きやすい服装と靴でご参加ください。
◆欠席、遅刻連絡は03-3344-1941に必ずご連絡ください。(平日・土曜日9:30~20:00)
◆資料 コースの切絵図と現代地図の資料を配布します。
◆注意事項
 ・講座内の入園料等は各自負担です。
 ・昼食は済ませてご集合下さい。
◆参考図書 『大江戸坂道探訪』(山野勝 著、朝日文庫、680円(税別))(坂の歴史の詳細については参考図書をお勧めします。)

講師詳細

山野 勝(ヤマノ マサル)
1943年生まれ。早稲田大学政経学部新聞学科卒業。講談社に入社し、「ヤングマガジン」編集長、第三編集局長、取締役、常務取締役を務めた。「タモリのTOKYO坂道美学入門」(講談社)に企画参加。著書に「江戸の坂-東京・歴史散歩ガイド」(朝日新聞出版)、「江戸と東京の坂」「古地図で歩く江戸と東京の坂」(以上、日本文芸社)がある。朝日新聞(都内版)に「江戸の坂・歴史散歩」を連載。近著「お江戸・東京/坂タモリ<港区編>」(写真・著タモリ)の監修を担当。