基礎から学ぶ日本仏像史
  • 教室開催

  • 松田 誠一郎(東京芸術大学教授)
講師詳細

 今回の講義では、平安時代前期(784-931)から平安時代後期(931-1184)にかけての木彫像について講義します。
 第1・2回は、平安前期十一面観音像の傑作2点―法華寺像と渡岸寺像―をとりあげ、変化面の配列を中心とする図像的な特徴と、各像の造形表現の魅力と時代的な特徴について講義します。
 第3・4回は、流麗な衣文線が印象的な室生寺金堂の本尊像をとりあげ、板光背に残る繧繝彩色の特徴を含め、その歴史的な位置づけについて講義します。
 第5-7回は、大仏師定朝(?-1057)の作品である、平等院鳳凰堂の阿弥陀如来像・雲中供養菩薩像(1053年)をとりあげます。阿弥陀如来像の造形的特徴と像内納入品のこと、和様彫刻・寄木造りの形成過程、雲中供養菩薩像に関する諸問題について講義します。 (講師・記)


<スケジュール>※スケジュールは変更になる場合がございます。
 第1回 10/4 法華寺と渡岸寺の十一面観音像(1)
 第2回 10/18 法華寺と渡岸寺の十一面観音像(2)
 第3回 11/8  室生寺金堂本尊像(1)
 第4回 11/15 室生寺金堂本尊像(2)
 第5回 12/6 平等院鳳凰堂の阿弥陀如来像(1)
 第6回 12/13 平等院鳳凰堂の阿弥陀如来像(2)
 第7回 12/20 平等院鳳凰堂の阿弥陀如来像(3)


授業では、各作品の造形・技法の特徴や制作の歴史的背景などを、スライドと資料を併用して詳しく解説するとともに、全体を通して平安時代木彫像の展開が理解できるように配慮します。
なお、本講座の講義内容は、下記の教科書に対応しています。

<テキスト>
 水野敬三郎『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89)、岩波書店、ISBN:4-00-500089-4
 ※各自ご用意ください。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2022/10/4, 10/18, 11/8, 11/15, 12/6, 12/13, 12/20
曜日・時間
火曜 13:00~15:00
回数
7回
受講料(税込)
会員 23,100円 
教材費(税込)
教材費 770円
設備費(税込)
1,155円
持ち物など
<テキスト>
水野敬三郎著『奈良・京都の古寺めぐり 仏像の見かた』(岩波ジュニア新書89、岩波書店)は各自ご用意ください。
その他
※教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
・今期は日程が変則的です。ご注意ください。

講師詳細

松田 誠一郎(マツダ セイイチロウ)
1960年、東京生まれ。東京学芸大学教育学部卒業、東京芸術大学大学院美術研究科修士課程終了。1984年から東京芸術大学美術学部非常勤講師、89年第1回国華賞、90年東京芸術大学より学術博士の学位取得。91年~99年京都市芸術大学美術学部専任講師、99年より東京芸術大学美術学部専任講師、2001年から准教授、2012年から教授。著書は『東大寺と平城京 日本美術全集第4巻 奈良の建築・彫刻』共著(講談社)、『カラー版 日本美術史』共著(美術出版社)、『週刊朝日百科 日本の国宝15京都/広隆寺』責任編集(朝日新聞社)、『醍醐寺大観 第1巻 建築・彫刻・工芸』共著(岩波書店)など多数。