キュモンの「古代ローマの来世観」を読む 古代ローマ宗教史
  • 教室開催

  • 前田 耕作(東京芸術大学客員教授)
講師詳細

 コロナ禍が沈黙の蔓延を続けたこの1年、私たちは誰もが死をどこかで意識に留めて生きました。神のように死を免れない私たちは、おそらく誰もが死後の魂のゆくえを、こころのどこかで案じたにちがいありません。
 死を前にして魂の行方を語ったソクラテスの逸話(プラトン『パイドロス』)は有名ですが、ローマ人の来世観・他界観をテーマにしたベルギーの古典学者で古学者でもあったフランツ・キュモンの本書も極めて大切です。ローマ時代の異教研究ですぐれた著作を世に問うたこの学者が、アメリカのイエール大学でおこなった8回に渉る連続講義《古代ローマの来世観》が、本講座で扱うテキストとなります。訳文は小川英雄(慶應大学教授)さんの手になるもので、平凡社から1996年に刊行されましたが、こんにちでは入手が難しいのでプリントを使用したいと思います。皆さんの参加をお待ちしています。(講師・記)

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み

注意事項

◇2021年9月で終了予定でしたが、急遽秋学期も行うことになりました。

日程
2021/10/28, 11/11
曜日・時間
木曜 15:00~17:00
回数
2回
受講料(税込)
会員 6,600円 
設備費(税込)
330円
持ち物など
・適宜プリントを配布します。
その他
・教室変更:10/28は3号教室に変更します。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

前田 耕作(マエダ コウサク)
1933年生まれ。名古屋大卒。東京藝術大学客員教授。専攻はユーラシア文化史。1964年名古屋大学アフガニスタン学術調査団に参加、以後数回にわたり、アフガニスタンの仏教遺跡の調査に従事。著書に『巨像の風景』(中公新書)、『バクトリア王国の興亡』(レグルス文庫)、『宗祖 ゾロアスター』(ちくま新書)、『ディアナの森』(せりか書房)、『アフガニスタンの仏教遺跡 バーミヤン』(晶文社)、『アフガニスタンを想う』(明石書店)、『玄奘三蔵、シルクロードを行く』(岩波新書)、『パラムナード』(せりか書房)ほか多数。