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フーリエのユートピア
植島啓司・人類学講義
- 教室開催
- 植島 啓司(宗教人類学者)
これまでは、恋愛の自由、美食、のんき暮らし、官能的快楽、熱狂は、社会の根幹を揺るがす「悪徳」とされてきました。人々に自由と平等を与えるという名目で、個人の好き勝手な振る舞いや過剰な欲望は抑え込まれてきたのです。18世紀にフランスで生まれた思想家フーリエは、サドと同時代人であり、唯一「自分の恋人を他人に与える」、そんなことを美徳とする社会を構想した人物です。今回はみなさんと一緒にフーリエの思想を詳しく検討したいと思います。
各回テーマ
1 フーリエのユートピア
2 「自分の恋人を他人に与える」
3 フーリエの『愛の新世界』を読む
※講義内容は変更になることがあります。
- 日程
- 2023/7/22, 8/26, 9/23
- 曜日・時間
- 土曜 18:30~20:00
- 回数
- 3回
- 受講料(税込)
- 会員 9,900円 一般 13,200円
- 設備費(税込)
- 495円
- その他
- 教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
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講師詳細
- 植島 啓司(ウエシマ ケイジ)
- 1947年東京生まれ。宗教人類学者。東京大学卒業。東京大学大学院人文科学研究科(宗教学専攻)博士課程修了。シカゴ大学大学院に留学後、NYニュースクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授、関西大学教授、人間総合科学大学教授、京都造形芸術大学教授などを歴任。著書に『快楽は悪か』(朝日新聞出版)、『男が女になる病気』(朝日出版社)、『賭ける魂』(講談社現代新書)、『聖地の想像力』、『偶然のチカラ』、『世界遺産 神々の眠る「熊野」を歩く』、『生きるチカラ』『日本の聖地ベスト100』(いずれも集英社新書)、『熊野 神と仏』(原書房、共著)、監訳『図説 聖地への旅』(原書房)など。