植物学・上級

  • 大場 秀章(東京大学名誉教授)
講師詳細

 驚嘆に値する変わりものの植物や、教科書では
説明しきれない植物の特異なかたちなど、大学の専
門課程や大学院でのテーマにもなる、専門的なレ
ベルの内容に挑戦するクラスです。植物の多様性
の広がりや生態の謎に迫り、植物学の奥深くへとご
案内します。

★写真はイメージです。
★同じ時間の午前10時半からは、「植物学・基礎」講座があります。

<今後のテーマ>
4月:タブノキはアボカドと同じ属の植物か?
 形態上は日本の暖帯林を代表するタブノキは新大陸産の果樹アボカドの仲間に酷似する。熱帯圏を中心に56属2700種があるクスノキ科の多様性を概観する。

5月:消滅したヤブコウジ科
 マンリョウ、ヤブコウジ、イズセンリョウなどが分類されていたヤブコウジ科はAPG分類体系ではサクラソウ科に合一され、消滅した。旧ヤブコウジ科の植物を中心に新たなサクラソウ科の分類を紹介する。

6月:リンドウ科の大綱分類
 世界に95属1850種あるリンドウ科だが、日本に産する種は10属30種と少ない。知られざる興味深い世界のリンドウ科植物を紹介する。

7月:小穂とは何か――イネ科の花序と花のかたち
 花は小さく、しかも花被片が退化し、目立たないが、穀類として食料、牧草、芝生など、人類との関連は大きい。イネ科の分類上、重要な小穂のつくりとその多様さを解説する。

8月:ウィリアム・ジャクソン・フッカーとその時代
 表記のフッカー(1785-1865年)の時代に植物学は大きな発展を遂げ、その基礎を確立する。フッカーを中心に交友関係のあった植物学者らと彼らの活動を紹介する。

9月:カボチャの分類学
 野菜売り場にも多彩なカボチャが並ぶが、それらはひとつの種の栽培品種なのだろうか。果実を中心にカボチャのつくりを学び、カボチャ属の分類体系を紹介する。

この講座は、ご入会が必要です。会員でない方は、ご入会の手続きをお願いいたします。

お申し込み
日程
2019/4/3, 5/1, 6/26
曜日・時間
第1 水曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,720円 
その他
6/26は10号教室で行う予定です。
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

大場 秀章(オオバ ヒデアキ)
1943年東京生まれ。理学博士。専門は植物分類学、植物文化史。高山や砂漠など極限環境に暮らす植物の研究を続ける。著書に『ヒマラヤを越えた花々』、『植物のたのしみ』など多数。