数学カフェ 素数の秘密

  • 中村 滋(東京海洋大学名誉教授)
講師詳細

 「数学カフェ」は名前の通り。カフェでコーヒーを飲むように、気楽に数学の美しい一場面を楽しんでいただくシリーズです。毎回、数学の美しい花を一輪だけ切り取り、ゆっくりと鑑賞していただきます。最初に1時間半ほど講師が話し、後半30分は質疑応答や討論形式で進めていきます。数学は人間の頭の中で抽象化し、理想化したものを対象としているので、純粋で何の夾雑物もない、時間を超えた美しさがあります。最も古くから人類文化の精粋(エッセンス)を伝え続けてきた数学の本当の姿を楽しみ、「数学は美しい」ことを実感してください。どうぞ構えずにいらしてください。

 新聞に時おり「素数」のニュースが載ることがあります。「最大の素数が発見された」とか、「双子素数の理論が進展した」などと伝えます。また、インターネットを流れる情報は、盗まれないように暗号化されていますが、「暗号には素因数分解の原理が使われている」ということを知っている方もいるでしょう。1と自分自身でしか割れない自然数(>1)と定義される「素数」は,2,3,5,7,11,13,・・・ と続きます。まるで気まぐれで予測不能のように見えながら、じつは全体的に見ると極めて規則的に並んでいることが分かっています。このような「素数」の大局的な規則性を示す「素数定理」を発見したのは、まだ15歳の少年でした。名前はカール・フリードリッヒ・ガウス:そうです、あの史上最大の数学者と呼ばれる人です。この「素数定理」発見物語を軸にして、「素数」の秘密を分かりやすく説明します。(講師記)

この講座は終了しました

注意事項

・講義で行うチェックテスト等の送付方法が変わりました。採点したチェックテスト等の配布資料は、後日、10階受付カウンターにてお渡しします。ご都合のよろしい時にご来社ください。または、メールにて送付いたします。採点には、一か月程度かかる予定です。遅れる可能性もございますので予めご了承ください。氏名と「数学カフェ講座受講」とご記入の上、kouzainfo5★asahiculture.comにご連絡ください。(★を@に変えてご送信ください)

日程
2019/8/31
曜日・時間
土曜 15:30~17:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,376円 一般 3,024円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

中村 滋(ナカムラ シゲル)
1943 年、戦時下の埼玉県に生まれ東京都で育つ。1967 年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。以来46年間、東京商船大学(現東京海洋大学)と学習院大学で数学を教える。東京海洋大学名誉教授。日本フィボナッチ協会副代表。著書は『フィボナッチ数の小宇宙』(日本評論社)、『微分積分学21講』(東京図書)、『数学の花束』(岩波書店)、『円錐曲線』(共立出版)、『円周率』(共立出版)、『数学史』(室井和男との共著、共立出版)、『数学史の小窓』(日本評論社)。