古琉球とは何か

  • 村井 章介(東京大学名誉教授)
講師詳細

 1609年に島津軍によって征服される以前、琉球には、かなを公用の文字に用い、ヤマトへの旅を「上る」と意識する一方で、自分たちの国王と国土をもち、中国・朝鮮・東南アジア諸国との外交・交易で栄えた王国が存在した。伊波普猷が「古琉球」と名づけたこの時代は、「海洋アジア」の広がりのなかで成立した多種多様な史料を重ねあわせ、読み解くことで、生き生きと甦ってくる。その作業がいかにおもしろいかを語ってみたい。(講師・記)

この講座は終了しました
日程
2020/2/4
曜日・時間
火曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,960円
その他
・教室が変更になることがありますす。10階掲示板でご確認ください。

講師詳細

村井 章介(ムライ ショウスケ)
1949年、大阪生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京大学史料編纂所、同大学大学院人文社会系研究科教授を経て、立正大学文学部教授を歴任。文学博士。東京大学名誉教授。倭寇・貿易・海運・港町・漢詩・対外意識・政治思想などを扱いながら、日本列島周辺の9~17世紀を、できるだけ広い<地域史>や<世界史>の文脈のなかで読み替えようと試みている。著書『日本中世境界史論』(岩波書店)、『日本中世の異文化接触』(東京大学出版会)、『海から見た戦国日本』(ちくま学芸文庫)ほか。 新著に『古琉球 海洋アジアの輝ける王国』(角川選書)がある。