日常生活の思想史
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  • 山本 昭宏(神戸市外国語大学准教授)
講師詳細

 この講座では、戦後日本における「日常生活の思想」を振り返ります。労働・食事・余暇・恋愛など、生活に根ざした体験から、新しい思想が生まれてきました。この講座では、制度的学問とは異なる場所から生まれた戦後日本の文化や思想を、テーマごとに取り上げたいと思います。全三回の予定は以下の通りです。(講師・記)

①7月:市民運動
 ここでいう市民運動とは、生活を重視しながら「出来る範囲でやれることをする」という諸活動を指しています。政治参加から反公害運動・消費者運動にいたるまで多様な運動がありました。それらの運動の発生と展開を振り返りながら、小林トミや鶴見俊輔、花森安治たちの思想を取り上げます。

②8月:労働
 日常生活の思想というテーマからすれば、労働の現場から芽生えた思想も見逃せません。企業労働から炭鉱労働、家事労働などの現場から、新しい議論が提起されることがありました。ここでは、谷川雁、佐藤忠男、黒井千次、森崎和江らを取り上げながら、働くということを見つめた思想を振り返ります。

③9月:ジェンダー
 第3回はこれまでの議論を振り返りながら、ジェンダーという視点で戦後日本の日常生活の思想を考えます。政治運動における女性の位置から家事や介護の問題まで多様な論点を含んでいます。ここでもやはり森崎和江が重要な人物ですが、それ以外にも鴨居羊子や花森安治らを取り上げる予定です。

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日程
2022/7/23, 8/27, 9/24
曜日・時間
第4週 土曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,550円

講師詳細

山本 昭宏(ヤマモト アキヒロ)
1984年生まれ。日本近現代文化史・文化学を研究。著書に『戦後民主主義』(中公新書) 、編著に『近頃なぜか岡本喜八』(みずき書林)などがある。