数学カフェ 数学は理性の音楽 「音楽」は「数学」 の一分科だった

  • 中村 滋(東京海洋大学名誉教授)
講師詳細

 「数学カフェ」は名前の通り、カフェでコーヒーを飲むように、気楽に数学の美しい一場面を楽しんでいただくシリーズです。毎回、数学の美しい花を一輪だけ切り取り、ゆっくりと鑑賞していただきます。最初に1時間半ほど講師が話し、後半30分は質疑応答や討論形式で進めていきます。数学は人間の頭の中で抽象化し、理想化したものを対象としているので、純粋で何の夾雑物もない、時間を超えた美しさがあります。最も古くから人類文化の精粋(エッセンス)を伝え続けてきた数学の本当の姿を楽しみ、「数学は美しい」ことを実感してください。どうぞ構えずにいらしてください。

 数学者シルヴェスターは「数学は理性の音楽である」と書きました。「数学」と「音楽」は対極にあると思われているので、この言葉は意外に聞こえると思います。しかし歴史をひもとくと、数学(=mathematics)の語源である ギリシア語「mathemata(マテーマタ)=数学的諸学科」は、(1)数論、(2)音楽、(3)幾何学、(4)天文学 に分けられ、中世には「quadrivium(クヮドリヴィウム)(四科)」と呼ばれました。何と「音楽」は「数学」の一分科だったのです。こんな不思議な関係を分かりやすく説明します。思いがけない数学の話を楽しんで下さい。 (講師・記)

お申し込み

注意事項

・感想用紙や採点したチェックテストや等の配布資料は、後日、10階受付カウンターにてお渡しします。ご都合のよろしい時にご来社ください。または、メールにて送付いたします。一か月程度かかる予定です。遅れる可能性もございますので予めご了承ください。氏名と「数学カフェ講座受講」とご記入の上、kouzainfo5★asahiculture.comにご連絡ください。(★を@に変えてご送信ください)

日程
2020/3/21
曜日・時間
土曜 15:30~17:30
回数
1回
受講料(税込)
会員 2,750円 一般 3,410円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

中村 滋(ナカムラ シゲル)
1943 年、戦時下の埼玉県に生まれ東京都で育つ。1967 年、東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。以来46年間、東京商船大学(現東京海洋大学)と学習院大学で数学を教える。東京海洋大学名誉教授。日本フィボナッチ協会副代表。著書は『フィボナッチ数の小宇宙』(日本評論社)、『微分積分学21講』(東京図書)、『数学の花束』(岩波書店)、『円錐曲線』(共立出版)、『円周率』(共立出版)、『数学史』(室井和男との共著、共立出版)、『数学史の小窓』(日本評論社)。