【教室受講】がん、認知症、肺炎も口腔から
食べられなくなったら寿命です
- 教室・オンライン同時開催
- 落合 邦康(日本大学名誉教授)
自分の最後を考えたことがありますか?誰もが望むのは平穏な最期でしょう。しかし、高齢者の最多の死亡原因はがんではなく、呼吸困難と高熱がつらい肺炎です。その原因は口腔やのどの常在菌です。口腔常在菌が原因の歯周病は、がん、糖尿病、肺炎など全身疾患のハイリスク因子でその関係は「風が吹くと桶屋が儲かる」方式です。「たかが歯周病」というその心のすきが問題で、食べられなくなったら寿命です。親からもらった命が、親からもらった口腔常在菌で終わる・・・それが人の一生です。
本講座では、歯周病菌が原因となる全身疾患の仕組みと予防法をわかりやすく解説します。(講師・記)
- 日程
- 2023/2/11
- 曜日・時間
- 土曜 10:30~12:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 4,400円
- 設備費(税込)
- 165円
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講師詳細
- 落合 邦康(オチアイ クニヤス)
- 1973年日本大学農獣医学部獣医学科卒業、75年日本大学松戸歯学部助手、78∼80年米国アラバマ大学メディカルセンターへ留学、82年に歯学博士を取得。87年に松戸歯学部講師、2000∼05年明海大学歯学部教授、05∼15年日本大学歯学部教授、同総合歯学研究所教授(生体防御部門)を歴任。15年より日本大学特任教授。口腔細菌の腸内細菌、全身疾患への影響を中心に研究。特に、エイズやインフルエンザ、アルツハイマー症と歯周病の関係など人々に身近な研究で注目されてきた。無菌生物学会常任理事、日本細菌学会、歯科基礎医学会などの理事を歴任。著書(監修、共著)に「腸内細菌・口腔細菌と全身疾患」(CMC出版)、「口腔微生物学-感染と免疫-」(学建書院)、「腸内共生系のバイオサイエンス」(丸善)など多数。「ためしてガッテン」(NHK)、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)など出演多数。アルツハイマー病と歯周病菌、口腔細菌と腸内細菌の研究で話題。『人は口から老いて口で逝く ~認知症も肺炎も口腔から』(日本プランニングセンター)
<略歴>1973年; 日本大学農獣医学部 (現:生物資源科学部) 獣医学科卒業、
1975年; 日本大学・松戸歯科大学・助手 (細菌学)、
1978 ~ 80年; Alabama大学Birmingham校 博士研究員
(微生物学、免疫学、生化学分野)
1994年; 日本大学・松戸歯学部・講師 (細菌学)、
2000年; 明海大学・教授、歯学部 (口腔微生物学)、
2005年; 日本大学・教授、歯学部 (細菌学)、
同総合歯学研究所・教授 (生体防御部門)、
2016年;日本大学特任教授
2021年;日本大学名誉教授