小説の力 シューベルトの“リアル”を求めて
- オンライン講座
- 中田 朋樹(小説家 エッセイスト)
- 堀 朋平(国立音楽大学講師)
古来、学問と詩はひとつのことでした。現代の論文にも小説めいた箇所はありますし、すぐれた小説は「過去」を何より精彩に富んだかたちで描き出してくれます。
去る2022年6月に中田朋樹が『彷徨――フランツ・シューベルトの生涯』(鳥影社)という伝記小説を世に出しました。その厚さ、1000ページ。人物たちが新たに命を吹き込まれて動き出すかのような迫真性と、綿密な時代考証が手をたずさえた作品です。
本書にひそかに流れるテーマは何でしょうか。いまを生きる著者はどんな“リアル”を歴史に見たのか?「音楽をものがたる」ことにはどんな可能性が孕まれているのか――たくさんの問題をめぐって、著者・中田朋樹とシューベルト研究者・堀朋平が対談します。 (堀講師・記)
〈参考図書〉『彷徨――フランツ・シューベルトの生涯』(鳥影社)
https://www.choeisha.com/pub/books/59651.html
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- 日程
- 2023/2/3
- 曜日・時間
- 金曜 19:00~20:30
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,553円 一般 4,103円
- その他
- ・この講座の受講料には音楽使用料が含まれています。
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講師詳細
- 中田 朋樹(ナカダ トモキ)
- 1980年東京生まれ。東京大学法学部卒業。防衛庁(現防衛省)勤務を経て文筆活動に入る。人間の苦悩や喜びを、歴史の大きな流れの中で捉える長編小説に力を注いでいる。2012年、随筆「忘れがたき人々」で福井風花随筆文学賞最優秀賞受賞。2014年、旅行記「百年の時を越えて」でJTB交流文化賞受賞。著書『落日の奏鳴樂』(鳥影社、2011年)。『彷徨 フランツ・シューベルトの生涯』(鳥影社、2022年)
- 堀 朋平(ホリ トモヘイ)
- 1979年生まれ。国立音楽大学講師、住友生命いずみホール音楽アドバイザー。東京大学大学院博士後期課程修了。博士(文学)。他ジャンルと交わる幅広い西洋音楽研究を志しつつ、レクチャー・コンサートなど演奏家とのコラボも精力的に行っている。著書『〈フランツ・シューベルト〉の誕生――喪失と再生のオデュッセイ』(法政大学出版局、2016年)。共著『バッハ キーワード事典』(春秋社、2012年)。共訳書にボンズ『ベートーヴェン症候群』(春秋社、2022年)など。演奏会やCDへの解説寄稿、歌詞対訳など多数。