帝国議会のあゆみ 創設から敗戦まで
  • 教室・オンライン同時開催

  • 小山 俊樹(帝京大学教授)
講師詳細

 1890(明治23)年、大日本帝国憲法にもとづいて帝国議会が開設されました。幕末期の動乱のなかで浮上した「公議」という理想が、多年にわたる国会開設に向けた動きを経たうえで、形を見せた瞬間でした。それから57年後に国会へと改組される帝国議会は、今の日本政治の伝統的な源流を担う存在です。
 戦前日本の帝国議会には、民主制度としての不十分さの指摘がある一方で、19世紀末から20世紀前半の時代背景を踏まえたときに、評価すべきとの見解も近年では見られるようになりました。そこで本講義では、近年の研究動向などを紹介しながら、①議会が開設された歴史的背景、②議会の役割と実態、③戦争と議会の関係、などのテーマを設定して、日本における議会政治の源流への理解を深めつつ、現在の政治を考えるヒントを得ることをめざします。 (講師・記)

第1回 帝国議会の開設 ―「文明国」をめざす統治と外交
第2回 政府と議会 ―藩閥政治から政党政治へ
第3回 戦争と議会 ―戦時における議会の歴史的役割

◆「戦争の記憶」関連講座の一覧はこちらをご覧ください。
 https://www.asahiculture.jp/special/shinjuku/memoryofwar

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日程
2023/7/27, 8/24, 9/28
曜日・時間
第4週 木曜 15:30~17:00
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円

講師詳細

小山 俊樹(コヤマ トシキ)
1976年広島県生まれ。帝京大学文学部教授(日本近現代史専攻)。京都大学文学部卒業。京都大学博士(人間・環境学)。大正・昭和期の政治史を中心に研究。著書に『五・一五事件』(中公新書、サントリー学芸賞受賞)、『評伝森恪』(ウェッジ)、『憲政常道と政党政治』(思文閣出版)、『近代機密費史料集成Ⅰ・Ⅱ』(編著、ゆまに書房)、共著に『大正史講義』『昭和史講義』1~3(ちくま新書)、『日本政治史の中のリーダーたち』(京都大学学術出版会)など。