東京の地形学 成り立ちと暮らしとの関係
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  • 山崎 晴雄(東京都立大学名誉教授)
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 我々が住む東京の地形は西部の山地と南部の丘陵、中央部の台地と東部の低地で構成されています。特に人口の集中する東京(下町)低地とその西側に接する武蔵野台地は、地質時代における長い歴史の中で複雑な変化を経て現在の形態を作り上げてきました。また、そこに生活する人々は古代以降現在に至るまで、この地形を利用したり,あるいは地形を取り巻く自然と調和・共存したりしながら、武蔵・江戸・東京を大きく発展させてきました。この講義では東京の地形に関する国分寺崖線など6つの主要なトピックを取り上げて、その成り立ちと現在に至る人々の暮らしとの関係を解説していきます。(講師・記)

※2022年7月開講。7月~12月の全6回の講義です。

〈各回のテーマ〉

1. 国分寺崖線 
武蔵野段丘の段丘崖、東高西低の比高変化とその意味、  
段丘が語る地球環境変化、湧水と古代からの生活の場、 
武蔵国府と国分寺、 甲州街道の難所(甲州街道との関係)

2. 武蔵野台地と井の頭池  
石神井池・井の頭池などの標高50m湧水帯の意味、
武蔵野台地の地形区分、井の頭と神田上水・江戸の水道網、
赤坂・溜池・関口・水道橋など今に残る江戸の地名 

3. 武蔵野台地と玉川上水 
武蔵野台地の段丘地形を利用して重力作用だけで水を高い段丘に導くその精巧な技術、 
立川断層との交差点、武蔵野台地の新田開発と大岡忠相 

4. 東京の下町と上野の山  
山の手の地形、 下町の地形と成因(古利根川の谷)、
田端の崖はいつできたのか、石神井川の谷と滝野川、上野不忍の池、
江戸城の位置とお掘、神田川の流路変化とお茶の水の切り割り、なぜ東京には坂が多いのか

5. 東京湾と埋め立て地   
立地の拡大、東京湾の海底地形と遠浅の海底、 氷期に干上がった(陸地だった)東京湾、
古東京川の埋没谷、関東造盆地運動と浦賀水道の形成

6. 多摩丘陵と狭山丘陵   一番古い段丘面、形成時期と流れていた河川は?
狭山丘陵の形成と立川断層の関係、武蔵野の里山、
多摩ニュータウン、地形の大規模改変、多摩川と相模川の分水嶺、 幻の分水嶺丘陵

※順番は変更する可能性あり

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日程
2022/7/23, 8/27, 9/24
曜日・時間
第4週 土曜 13:00~14:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 13,200円
設備費(税込)
495円
その他
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

山崎 晴雄(ヤマザキ ハルオ)
1951年東京都調布市生まれ。東京都立大学大学院理学研究科修士課程地理学専攻修了。理学博士。専門は地震地質学、第四紀学、地形学。1976~93年通産省工業技術院地質調査所において全国の活断層を調査。93~2016年東京都立大学理学部地理学科。2016年4月~首都大学東京(現東京都立大学)名誉教授。地層に記された過去の地震、地殻変動や古環境の記録から、将来の環境変化を予測する研究を行って来た。政府の地震調査委員会委員、原子力安全委員会専門委員、総合資源エネルギー調査会臨時委員等を歴任。(株)ダイヤコンサルタント顧問。