俳人の宇宙―西東三鬼―
- 奥坂 まや(「鷹」同人)
俳人の忌日は、季語となって歳時記の仲間入りをします。
忌日の句を詠むには、その俳人の世界をよく知らなければなりません。「俳人の宇宙」の講座では、忌日の句の助けとなるよう、俳人の生涯を辿るのはもちろんですが、なるべく沢山の作品を鑑賞していきたいと思います。
本講座では、西東三鬼を取り上げます。三鬼は、昭和初期の新興俳句運動の旗手として登場し、それまでの俳句の情趣にとらわれない現代的で斬新な作品世界を展開しました。
戦争中の新興俳句への国家弾圧によって検挙・執筆禁止となりましたが、戦後は再び、現代俳句の中心の一人として活躍。いまも読者を魅了してやまない、詩心あふれる個性的な作品群に迫ります。(講師・記)
- 日程
- 2021/6/29
- 曜日・時間
- 火曜 13:00~15:00
- 回数
- 1回
- 受講料(税込)
- 会員 3,300円 一般 4,400円
- 設備費(税込)
- 165円
- その他
- ・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。
・質疑応答などで講義時間が延長する場合がございます。予めご了承ください。
講師詳細
- 奥坂 まや(オクザカ マヤ)
- 藤田湘子に師事し、俳誌「鷹」同人。俳人協会会員。日本文藝家協会会員。第18回俳人協会新人賞。著書―『現代俳句の鑑賞事典』(共編・共著 東京堂出版)。『鳥獣の一句』(ふらんす堂)。『飯島晴子の百句』(ふらんす堂)他。句集―『列柱』。『縄文』。『妣の国』。