能をどう見るか 能「当麻」・浄土幻想の奇蹟劇

  • 村上 湛(明星大学教授)
講師詳細

 世阿弥の作と言われる能〈当麻〉は、諸流とも老女物に準じて極めて重く扱われる大曲中の大曲ですが、前シテ・後シテの役柄の解釈に混乱があったり、後場で舞われる早舞(盤渉早舞)が非常に特殊な舞事であったり、さまざまな問題を内包する異色の作です。
 能の原拠となった当麻曼荼羅と中将姫説話の実態、中世における浄土信仰のありようなどに留意しつつ、「浄土幻想の法悦世界」というべきこの奇蹟劇の至純崇高な作品世界に迫りたいと思います。(講師・記)

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注意事項

※補講日が決まりました。6/11(木)19時~20時半で行ないます。
※新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、4/2は休講になりました。補講日は未定です。(調整中の為、補講日の1/1は仮日程です) 3/30記

日程
2020/1/9, 2/13, 6/11
曜日・時間
木曜 19:00~20:30
回数
3回
受講料(税込)
会員 9,900円 一般 11,880円
持ち物など
【鑑賞推薦舞台案内】 ※チケットは各自お求め下さい。
国立能楽堂企画公演 2020年3月19日(木) 18:30開演
能〈当麻 二段返〉 シテ:観世清和  ※併演演目・狂言〈鬼瓦〉 シテ:山本東次郎
★問い合わせ :国立劇場チケットセンター 電話・0570-07-9900
★主催元に照会の上、切符は各自お求め下さい。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

村上 湛(ムラカミ タタウ)
明星大学教授。財団法人観世文庫評議員。演劇評論家。早稲田大学・大学院に学ぶ。文化庁芸術祭審査委員、芸術選奨選考審査員、国立劇場おきなわ研修講師、等を歴任。能の復曲・新演出・新作にも数多く携わる。著作に、『すぐわかる能の見どころ~物語と鑑賞139曲』(東京美術)、『村上湛演劇評論集~平成の能・狂言』(雄山閣・2020年秋刊行予定)、そのほか。