1日体験 芭蕉の生涯と作品 
  • 教室開催

  • 谷地 快一(東洋大学名誉教授)
講師詳細

 俳句の歴史とは、つまるところ、松尾芭蕉をどのように理解してきたかを学ぶことです。しかし、著名な俳句と紀行文『おくのほそ道』に接することはあっても、それ以外の作品に触れる機会は、なかなか得られないでしょう。そこで、この講座では代表的な作品を視野に入れつつも、それ以外の作品を、芭蕉の生涯に沿ってゆたかに拾い集めます。彼が一代で築きあげた蕉風俳諧の全体像をつかみましょう。すなわち、流行の先端を走っていた若き俳諧宗匠の時代から、謎の江東深川隠栖時代を経て、旅の詩人として没するまで、主要な発句や連句・俳文、さらに手紙や遺書を含めて解説します。今期はまた旅に出ようとする芭蕉を留めるべく、門人杉風らが江東深川に新築した第三次芭蕉庵における暮らしを、書簡や俳諧作品によって紹介します。芭蕉と共に隅田川の名月を見ようと集まる門人や知友、江戸勤番の彦根藩士許六、『おくのほそ道』の旅で入門した羽黒山の呂丸、俳諧修行のために膳所から下って五ヶ月余り滞在した珍碩(洒堂)など、遠来の客との再会と別れを味わっていただけると思います。(講師・記)

10月18日 俳文「芭蕉移す詞」を中心に

この講座は終了しました
日程
2022/10/18
曜日・時間
火曜 10:30~12:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,300円 一般 3,300円
設備費(税込)
165円
その他
・この体験講座を受講後2ヶ月以内に申し込まれると、入会金が半額になります。
・教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

谷地 快一(タニチ ヨシカズ)
1948年北海道生まれ。東洋大学名誉教授。博士(文学)。俳号、海紅。俳人協会会員、日本エッセイスト・クラブ会員。著書に『与謝蕪村の俳景―太祇を軸として』(新典社)、共編著に『芭蕉・蕪村発句総索引』(角川書店)、 江戸人物読本『与謝蕪村』(ぺりかん社)、『俳句教養講座』全3巻(角川学芸出版)など。芭蕉会議〈http://www.basho.jp〉を主宰し、句集に『九十九句』。