来るべき時代の哲学とは何か 伝統的思考法を問い直す

  • 齋藤元紀氏
  • 牧野英二氏
  • 澤田直氏
  • 牧野 英二(法政大学名誉教授)
  • 澤田 直(立教大学教授)
  • 齋藤 元紀(高千穂大学教授)
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 ☆『哲学の変換と知の越境』(法政大学出版局)刊行記念講座!

 各方面で大きな反響を呼んでいる『哲学の変換と知の越境─伝統的思考法を問い直す』(法政大学出版局、2019年2月)の刊行を記念した特別講座。高度に複雑化・リスク化したポストモダン社会のなか、誰もが生きるための哲学を必要としながら、それにふさわしい答えも手がかりも見出せないでいる現在。本書執筆陣のなかから3人の実力派哲学者が集結、不透明な現代の根底に横たわる危機的状況を究明するとともに、伝統的思考法の問題点を批判的に炙り出し、来るべき時代の哲学を浮かび上がらせる。
 現代では、政治や経済から、金融、文化、情報、宗教、紛争、自然環境にいたるまで、あらゆる領域で従来型の区分が消失し、明確な境界づけが困難になりつつある。それにより、公共空間から歴史や想像力が失われるだけでなく、しばしば社会的分断や境界づけを助長したのではないかとして、従来の諸学問の前提までもが疑問視されるようになってきた。他方、領域横断型の学問研究も続々と登場し、AIをはじめとする新しい科学技術の開発もいっそう加速しつつある。そうしたなかで、持続可能な社会と共同体を構築するために、私たちが立ち向かうべき真の倫理的・教育的課題とは何か。いま、私たちに必要な哲学とは何か。伝統的思考法を問い直し、その新たな可能性を模索し続けてきた3人の哲学者が、「来るべき時代の哲学とは何か」をめぐり徹底討論。「哲学の変換」と「知の越境」の実践が繰り広げられる刺激的なひととき。(斎藤・記)

この講座は終了しました
日程
2019/9/23
曜日・時間
月曜 13:00~15:00
回数
1回
受講料(税込)
会員 3,672円 一般 4,320円
持ち物など
<参考書>『哲学の変換と知の越境』牧野英二/小野原雅夫/山本英輔/齋藤元紀編(法政大学出版局):ご希望の方に当日10階教材コーナーで販売します。
その他
教室は変わる場合があります。10階と11階の変更もあります。当日の案内表示をご確認ください。

講師詳細

牧野 英二(マキノ エイジ)
 1948年生まれ。1980年法政大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、法政大学名誉教授。専門は、哲学・倫理学・感性学。主な著書に、『崇高の哲学』(法政大学出版局、 2007年)、『「持続可能性の哲学」への道 ポストコロニアル理性批判と生の地平』(法政大学出版局、2013年)、『岩波人文書セレクション カントを読む』(岩波書店、2014年)ほか多数。
澤田 直(サワダ ナオ)
1959年生まれ。パリ第1大学大学院哲学科博士課程修了。白百合女子大学教授を経て、現在、立教大学文学部教授。専門は、フランス文学・思想。主な著書に、『〈呼びかけ〉の経験』(人文書院、2002年)、『ジャン゠リュック・ナンシー』(白水社、2013年)、編著に『サルトル読本』(法政大学出版局、2015年)、訳書に、サルトル『真理と実存』(人文書院、2000年)ほか。
齋藤 元紀(サイトウ モトキ)
1968年生まれ。法政大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、高千穂大学人間科学部教授。専門は、現象学・解釈学をはじめとする近現代哲学。主な著書に、『存在の解釈学』(法政大学出版局、2012年)、『始まりのハイデガー』(共編著、晃洋書房、2015年)、『連続講義 現代日本の四つの危機―哲学からの挑戦』(編著、講談社メチエ、2015年)、『ハイデガー哲学は反ユダヤ主義か―「黒ノートをめぐる討議』(共編著、水声社、2015年)、『21世紀の哲学をひらく―現代思想の最前線への招待』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)、『終わりなきデリダ―ハイデガー、サルトル、レヴィナスとの対話』(法政大学出版局、2016年)
ほか多数。